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今日、見かけた不思議な人
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今日、見かけた不思議な人
今日、見かけた不思議な人 投稿者:徹雄 投稿日:2001/11/03(Sat) 18:43
その老人はおそらく70歳くらいだろう。
小柄な体で、薄くなった髪の、一見すると温厚な紳士のようにみえた。

そのおじいちゃんは大阪の地下街にある小さな本屋で文庫本のコーナーにいた。
右手に一冊の本を持ち一生懸命に何か読んでいた。
左手は体か痒いのかズボンのポケットに入れて腰の当たりを掻いていた。
・・・と、最初は思っていた。

しかし、おかしい。

おじいちゃんは、文庫本のページをめくるときだけ左手をポケットから出すが、読み始めるとまたポケットの中をごそごそと動かしている。

いつまでもポケットの中でごしごし、何かを擦っている。
斜め前の本棚の陰から見るとやっぱり、勃起したモノの膨らみが見える。

おじいちゃんは人妻の告白とかいうタイトルの文庫本を読みながらセンズリをしていた。
すぐ近くに人が来ても平気で、自分の世界に没頭し、本を必死で読んでいた。



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