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海 軍 入 隊 
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海 軍 入 隊
海軍入隊 投稿者:徹雄 投稿日:2001/08/03(Fri) 23:35
 これは昔、高齢者から聞いた本人の体験談を、パソコンに打ち込んだものです。
 以下にある「私」とはその高齢の軍隊体験者の事です。

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 昭和十九年に海軍に入隊した私の兵種は衛生兵と決まった。
 軍隊での兵務内容にはいろいろあったが、ここでは性器の露出に関係する場面だけを記すことにする。ただし、もちろんこれは兵務のごく一部である。

 私は出生地が福井の漁村であったためか徴兵検査で乙種合格すると海軍に入隊に入ることに決まった。昭和十八年四月のことである。海兵団入団の日、見送ってくれた両親と海兵団の門の前で別れ、分隊ごとに約百名ぐらいずつ各兵舎にひとまず案内された。各分隊とも下士官指導のもとに、古参の兵が引率する。入隊して最初の行事は入営時身体検査である。

 身体検査では全裸にされ詳しく全身を検査をされる。兵舎の筵(むしろ)の上で分隊百名は全裸となり、靴から褌まで一切の私物を持参の風呂敷で包む。そして紐でしばって荷物札をつけ名前を記入する。荷物は、係の手で門前の親もとに届けられ、見送りのない者の荷物は国もとへ返送される。

 こうして我々新兵は入営後、30分も経たないうちに個人の持ち物は全て取り上げられて、すっ裸にされ自分の身体だけが唯一の頼りという大変心細い状態に追いやられた。それから全裸のままで身体検査の順番を待つのである。その間越中褌ひとつ与えられず、古兵達の好奇の視線を前にただ恥ずかしそうに並んで待っていた。

 身体検査は分隊毎に行われるのだが、自分の分隊の順番が来るまでにはだいぶ時間があった。その待ち時間のことであった。下士官が席を外すのを見計らうかのように、古参兵達がおもしろ半分に我々の生殖器検査を始めると宣言したのである。
「まもなく軍医による正式の身体検査があるが、その時にまごついて我が分隊の名誉を傷つけないよう注意しなければならない。そこで今から生殖器検査を受けるための訓練を行う」と古参兵から言われた。

 すでに全裸で性器を晒している新兵達は、3人ほどの古参兵に命令され直立不動の姿勢で立ち性器を検査された。そして勃起する程まで執拗にいじくり廻され、生殖器の品評会をさせられた。

 自分の分隊に身体検査の番がくると、引率されて医務室前の中庭に集合する。全裸で戸惑っている私たちは、すのこ板を渡って医務室前の控所に整列する。手で陰部を隠すことは禁止されている。古参兵は意地悪そうに陰部のあたりを眺めまわす。

 四列に並んだ新兵達の先頭には衛生下士官が4人いて検査をしている。陰茎をつかんで皮をむき上げてから厳密丁寧にしごく。それがすむと別の衛生下士官の手で四つんばいの肛門に硝子の丸棒をつっこまれて検便をした。軍医は椅子に座って眺めているだけであった。

 身体検査が終わると、再び全裸のまま行列を作ってすのこを渡り元の兵舎にもどる。やがて自分の分隊の受け持ちとなる下士官に一人ずつ名前を呼ばれる。氏名、出身地、生年月日などを申告すると、顔と陰部をじろりと眺められてから、越中褌を手渡される。
 その後下着、軍服、靴を支給され格好だけは海軍二等水兵となった。

 しかし翌日から始まった新兵教育訓練ではやっと支給された軍服も役に立たなかった。
 訓練中に着衣する事が許されないのである。新兵達への訓練は、正しい姿勢で兵隊らしく規律ある行動が出来るようになるまでは全裸で行われると言うのが、ここの新兵教育隊の慣例だったのである。

 海軍に入営した兵隊が一番最初に受ける訓練は兵隊の基本、命令にしたがって規律正しく行う行進である。その訓練はすっ裸で行われる。兵舎で越中褌を外して全裸のまま集合させられた。

 何百人もの全裸の新兵が号令にあわせて、規律正しく、掛け声をあげながら集団行進するのである。性器に対する羞恥心をなくす事と行進の姿勢矯正には全裸がもっとも効率的なのである。
 号令の従って準備体操をしたり、駆け足しをしたりしていると全裸の陰茎がブラブラ動いて太腿に当たったりするため、どうかすると勃起してしまう事がある。だいたい一班50人のなかで2人か3人は勃起させていたが、それでも何事もなかったかのように、隠しもせず勃起陰茎をさらしたまま大きく腕を振り行進していた。また号令をかけている上官も勃起陰茎を見てもまったく気にしていないようであった。

 キンタマをぶらぶらさせ、時には勃起してしまった陰茎ですら、隠すこともできずに晒らけ出したまま明るい太陽の下で終日、全裸の徒歩訓練させられる、それが軍隊なのである。

 全員の姿勢が矯正され、兵隊らしく号令通りに行進できるまで連日、全裸での訓練が続いた。性器への羞恥心を無くさせるため、大小さまざまな性器を訓練と称してわざと露出させるのである。

 軍隊では「集団陰部露出」を強制される場面は珍しい事ではなく頻繁にあった。それは陰部露出が新兵を早く兵隊らしくする方法の一つと考えられていたからである。
 兵隊となったからには、その肉体はすでに個人のものでなく軍隊のものである。その肉体の一部分である性器に対して個人的な感情や羞恥心を持つことは許される事ではなかったのである。

 性器に対する羞恥心を早く捨てさせる事も兵隊に必要な訓練であり、上官の任務であった。
 折にふれ、部下の兵の性器を露出させ、あるいは性器をもて遊ぶようにいじくり、性器の対する羞恥心を無くさせる事が軍隊における上官の任務のひとつであったという事である。罰直としての砲身磨きや集団発射訓練もその手段である。
 特に発射訓練は班全員が上官の号令に従って一斉に射精するという点で兵隊の羞恥心をなくすと同時に、兵隊にとって一番大事な素養である。「上官の命令には絶対服従し、命令どうりに行動する」を教えるのに最適な集団訓練であり、新兵にはよく行われた。


その他に性器露出を伴う兵隊生活には以下のような物があった。

■月例検査
 毎月行われる身体検査で、身長、体重を折れ線グラフにして検査表に記入される。
 体重が減っている者は、軍医あるいは衛生兵による診察が行われる。またこの月例検査では性器の検査も行われる。将校クラスを除いては、月例検査は一人の抜けも許されないほど厳格に行われた。

■性器露出を伴う罰直
 軍隊では失敗をすると厳しい制裁を受ける。その中には強制陰部露出を伴うな罰ちょくも数々あった。
「砲身磨き」とはよく初年兵に課した罰ちょくの一つである。鉄製の本物の大砲ではなくて、すべての男子が股間に所有している大砲を磨くこと、すなわちセンズリを掻くことである。
 また「セミ」、「ウグイスの谷渡り」は陸軍で広く用いられていた。いずれも褌を取らされ、強制陰部露出して課せられる罰ちょくである。

 ●有名なセミというのは昆虫の蝉の生態が語源になっている罰ちょくである。
 セミが木でミーンミーンと鳴いている。鳴きやんで飛んで行くとき、せみは小便をしてから飛んで行く。この生態のまねをさせられるのが「セミ」という罰ちょくである。
 方法は
 ・越中褌一つまたは全裸。どちらかは内務班の伝統により様々。
 ・兵舎内の柱に登らされる。登ると上でミーンミーンと鳴いてセミのまねをする。
 ・ひととき、「もっと威勢良く鳴け」とか、いたぶられたあと、「よし、小便して逃げろ」と命令される。
 ・柱に両足を絡ませ片手でチンポを握って、振り、小便をするまねをする。
 ・これで許してもらえる場合もあるが更に、
 ・「小便が出てないぞ、小便がでなければチンポをしごいて白い水を出せ」と 命令される場合もある。
  しかたなくしごくが、無理な体勢で、勃起はしても射精までは難しく、
  射精のまねごとのよがり声を出せば途中で許してもらえる 場合が多いという
 セミは大体以上であるが、屋外の場合は木に登らされるとか月例検査でチンボが大きいと思われると狙われやすいとか、チンポをしごいて射精のまねをしても上官が「よし」という終了の合図を出さないとかの変形もある。

 ●ウグイスとは語源である「ウグイスの谷渡り」を省略したもの。
 軍隊で「ウグイスをやれ」といわれたら、ウグイスのまねをしてホーホケキョと鳴くのだが、普通にウグイスの物まねする訳ではない。
 ・越中褌ひとつ、または全裸にさせる。
 ・兵舎の中にずらっと並んでいる寝台を谷にみたてて、順番に訪れ、鳴き真似をする。
 ・具体的には寝台と寝台の狭い間をくぐり抜けて一つの寝台の上に乗りホーホケキョと鳴く。
 ・次の寝台はその下をくぐりぬけて、その次の寝台の上にあがり、鳴く。
 ・このウグイスの谷渡りを一列に並んだ寝台の端から端までやれされる。
以上がウグイスであるが、変形も色々あり、ウグイスの鳴き声の代わりにP屋(軍隊用の女郎屋)の客引きのまねをさせられる方法もあった。

■吹き流し
 兵舎の入り口などに吹き流しの格好で直立不動にさせる。吹き流しの格好とは、越中褌1つにし、前布を引き抜いて性器を露出させ、越中褌の布がお尻の後ろで風にはためいている状態で立たせておくという罰直である。

■砲身磨き
 兵営では班ごとに連帯責任を課された。たとえば中の一人がヘマをすると班全員に罰直が行われる。
 兵隊への罰直に”砲身磨き”という方法がある。軍隊では鉄砲は大切に整備し磨きをかけなければならなかったそうで、夜にその点検があったという。
 そして、もし鉄砲の磨きが不足と判断されると、その班全員が、砲身を磨いて”発射検査”を受けなければならなかったのだという。
 ここで砲身というのが銃ではないという事で、そこが罰直の罰直たるところ。自分の股間にぶら下げている生身の銃身を磨くのである。
 各自支給されている銃の砲身は常にピカピカに磨いておく事が大事であるが、股間にぶら下げている生身の銃も時々磨かされるのである。もちろん磨くだけでなく発射性能も検査される。

■発射訓練
 兵隊は自分の意志で動いてはならない。上官から命令されたときだけ、号令通りに動かないといけないのである。そのため上官の命令による集団行動を徹底的に訓練されるのが軍隊である。
 その訓練を徹底するため精液の発射というもっとも個人的な行動まで、号令に合わせて班全員が一斉に射撃できるようになるまで訓練される。
 早漏ぎみあるいは遅漏の者がいる班は発射のタイミングがずれるので、全員が一斉に発射できるまで生殖器が赤くヒリヒリなっても何度も発射訓練される。

 徴兵検査で包茎が認められた壮丁には、入営日までに包茎手術を受けておくように指導される。衛生面の観点以外に、このような訓練に備え、早漏になりにくい完全露茎にしておいた方がいいのである。
 発射訓練は、たとえ兵務とはまったく関係ない射精という個人の秘め事であっても、上官から命令されればその命令に従って動くという「立派な兵隊」となるための訓練でもある。
「娑婆っけ」を抜き兵隊である事を肉体に叩き込むために発射訓練を好む上官もいた。

■当番兵
 そのほか罰直ではないが当番兵という役割も廻ってくる。
 中尉以上の上官の部屋掃除、洗濯など、身の回りを世話をおよそ1ヶ月間当番制でするのである。
 軍隊では新兵の性器を露出させるだけでなく、上官も平然と性器を新兵達に露出する。入浴中に背中を流すついでに前まで綺麗にさせられる事もよくあることであった。

 また腰を揉めと言われて始めたら、センズリの手伝いをさせていたという事もあり、時には尺八を所望される事もある。肩の凝っている上官が部下に按摩をさせるのと同じ気持ちで、上官は勃起した性器を新兵にさらして揉ませるのである。
 兵隊になったからには肩であろうと、性器であろうと、いずれも同じ軍隊に捧げた大事な肉体の一部分なのである。

 これらの性器露出を伴う訓練は兵隊生活の一部であり、ほとんどは激しい新兵教育訓練にくたくたになる毎日であった。しかし軍隊では兵隊を裸にする事がよくあるし、また上層部も兵隊を裸にする事を何とも思っていない、いやそれどころかわざと裸にさせている節があった。今でも「越中褌はずせ!」という命令が耳に残っているほど、越中褌を外すことをよく命令されたものである。



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