■ ぱくりのお気に入りお宝集 ■11 ◆夏目さんの作品集◆
シリーズ:天使のいたずら
作:夏目 作品08 天使のいたずら―守るべき不文律―  投稿日:2003/09/21(Sun) 22:48 Back Top Next


天使のいたずら
―守るべき不文律―


「祐、今日もよろしくね」今日のホームパーティの主催者、寛子が声をかけてきた。
「わかってるよ、任せて、今日は何名みえるの?」
私達は20年来の遊び友達だ。
きっかけは私の友人が、たまたま寛子と仕事仲間で、同じくダイビングが趣味だったので、皆で慶良間で遊んだ。だから今じゃ皆、中年真っ盛り。
当然皆は、私が男好きであることなど知らない、ノーマルな奴だと信じている。私も、決して仲間内の男達を、男としての対象と見ない。百害有って一利無し。

次々に客を迎えては、給仕長役に徹する。
「よっ、祐、いつもありがとうね、今日もよろしく」
「本当に毎度、寛子に使われちゃって」
15年前、寛子が引っかけきた、繁さんとゆみさん夫婦だ。繁さん夫婦は昨年まで香港に赴任しており、私も2回お邪魔している。
「祐、お正月、平さんの息子と奥さんの相手してもらって助かったわ、今日、平さんもお呼びしてるの」
私は平さんとの面識はないが、平さんは能楽師で、彼のHPで顔は知っていた。

平さんが玄関に現れた。
初対面の彼に、私は惹かれてしまった。不文律と唱える
「あなたが祐さん、香港では女房と息子が世話になりっぱなし、すみませんでしたね」
「いいえ、こちらこそ、美味しいものいっぱいごちそうになりました」
「ところで、今度の舞台来て頂けるんですよね」
「はい、ゆみさんと一緒に伺います」
平さんは、ゆみさんの先輩にあたり、ゆみさんの文化方面の、顔の広さは、私に多くの楽しみを提供してくれている。感謝である。

後日、私とゆみさんは、平さんの舞台を楽しんだ後、3人で近くのホテルで食事をした。
「祐さん、能楽、楽しめました?」
「はい、解説のパンフレットがあり楽しめました。以前にも焚能を何度か・・」
「ところで、平さん、私達、今度はLAに赴任なの、私あなたの舞台また見られなくなるわ」
「祐のこと、よろしくね、この人、小さな設計事務所のオーナーで何でもできるタイプ、きっと能も楽しめるはず、そうよね、祐」
「今後は平さん、誘ってあげてね、私同様、祐のチケットは、平さん持ちよ」
「わかってるって、ゆみには、かなわないな〜、じゃ、祐さんも遠慮しないでね」
「ゆみさん、ありがとう。平さん、よろしくお願いします」

それから、平さん舞台のある度に能楽堂へ足を運び、たまに食事やお酒を飲むようになった。
「女どもは、祐さんを便利に使いすぎだよ、そう思わない?」
「寛子も、ゆみさんも、私にすごくよくしてくれます。お返しって事で」

「ゆみね、祐さん、またまた引っ越しの手伝いに、かり出されたのだって」
「えー、毎度のこと、チケットは繁さんが手配してくれますし、私もタダ同然で海外旅行できますから、楽しいですよ」
「それはそうと、約束したゴルフ大丈夫かな、平日だから、都合が付けばいいが」
「はい、何とか都合がつきそうです。2週間のLA行きで、仕事だいぶ休んだけど、」

ゴルフは楽しくラウンドし、私の好きな入浴タイムに、初めて目にする、平さんの裸、ばれない程度にじっくり拝見しよう。
脱衣所でまずは拝見、想像以上に引き締まった体つき、すこし毛深いし、チンポはとそっとみるが、これまた、良い感じ。
洗い場で並んで体を洗う、鏡に写った平さんのチンポは、太々しく魅入られてしまう。実にいい。でも、しかしここまで、彼と関係を持つなどとは、私の不文律のようなものだから。

平蔵は悶々としていた。ゴルフ場の浴室で、祐一の裸を見て、益々惹かれていく、自分と闘っていた。どんなときも、祐一は私を、ゆみの先輩・友達として接してくる。
平蔵は能楽師の家元として、世間に男好きであることが、ばれてはならない。跡継ぎもでき、妻にはそれなりの生活を与えている、
5年前知り合った男と、始めて体験してから、久しく男に触れていない。50過ぎて覚えた男の味。

たまに、祐一を想像しながら、自分の書斎で自慰をして、我慢している。しかし、あってはならない、祐一はノーマルだ。
昨日も祐一が舞台を訪れ、二人で飲んだ、またゴルフでも誘って、浴室で彼の裸を堪能しよう。それで我慢だ。
それとも、温泉旅行持ちかけようかな、でも誘う真っ当な理由が見当たらない。

そんな二人に思いも寄らないエンジェルのいたずらが。ゆみが事故で入院し、祐一に、例によってヘルプの声を掛けてきた。
平蔵は来週のアメリカ公演が決まっていた。

そして二人は同じ時にLAにいた。
「ゆみの怪我、大した怪我ではなくてよかった。でも祐さんは、こんな所まで呼び出されて、今度、ゆみを叱らなきゃ」
「いいですよ、平さん、繁さんは仕事が忙しくて、ゆみさんが困ってるんですから、15年も前から慣れっこ。公演大盛況でよかったですね」
「ありがとう、なんとかなったよ、ゆみも落ち着いた事だし、どうかね例の提案」
「そうですね、2泊程度なら、繁さんが出張の折り、出かけられます」
「よっしゃ、決まりだ」

二人はテレビを見ていた。平蔵の提案でセックスチャンネルを、
『平さん、すごいね、立ってきて眠れなくなる、まずいよ、もうテレビ消さない』
『どれどれ』
といいながら、平蔵は、祐一の股間をみた。
『本当だ、そういう私もおなじ』
平蔵は股間を際だたせた。
『もう、平さんは・・』
『立ったついでに、中年同士センズリでもかこうか、45歳と55歳の中年のセンズリ、祐さんも一緒にどう?私、たまっちゃて』
『もう、平さん冗談がすぎます・・』
言おうとしたとき、平蔵は本当にズボンを、脱ぎパンツの上から肉棒をさすり始めた。
その、肉棒のすごさに、祐一は、自然に手が出た。
『祐さん触ってくれるの、嬉しいな、始めてあなたを・・』
言おうとする口を、祐一が口でふさいだ。祐一は好きだった、平蔵の口を思い切り吸った。それに平蔵も応えたので、祐一はまた一歩踏み出した。

『平さん、好きでたまらなかった、でも絶対、触れてはいけない人』
『祐さん、私も同じさ、ひと目あった時に君に惹かれた。でも絶対触れてはならないと思った。ただ飲んだり、食べたりと、君と居る時間が、私の楽しみだった』
『でも、今日は違うよ、思い切り、祐、の体を抱くよ、いいかい』
『平さん、祐って、初めて呼び捨てにしたね、抱かれたくて抱かれたくて』
そう言われて平蔵は、愛おしさのあまり、強く祐一を抱きしめた。

二人は静かに服を脱いで、ベッドへと
平蔵は抱きたかった、祐一の体を隅々まで唇を這わした。その度に、祐一は快楽で声と体で反応した。
『祐、祐、いいよ〜、なんて綺麗な体だ、気持ちいいか』
『平さん、いい、いい〜〜気持ちいい』
『特に、ここはやはり反応が違う』
平蔵は祐一の肉棒を味わった。

『ぐい〜、がいしい〜〜』くぐもってお互い声にならない。
『祐の中に入りたい、できるか?』
『経験はないが、私も平さんに・・でも平さんは、でかいし・・」

平蔵は祐一の菊門を指でなぞりながら、祐一を開拓した。平蔵は菊門への刺激に、祐一が異常に反応するの知っていた。
『力抜いて』
平蔵はゆっくりと指とクリームで広げていった。段々と広がった時、自分の亀頭にもたっぷりとクリームを塗り差し入れた。
『痛っ、』と祐一がいう、
『もうすこし、力抜いて』
平蔵の亀頭が、祐一の中にすこし、めり込んだ。時間をかけ、ゆっくりと、亀頭がすべて入ると、平蔵はしずかに押し込んだ
『ねえ、だめ痛い、平さん、でかすぎだよ』
『もうしっかり入ってる、力、入れちゃダメ』
平蔵はさらに腰を動かした。

この行為に、祐一のチンポは萎えていた。それをしごき出すと、反応しムクムクと勃起してきた。
『いい〜、まだ痛いけど、でもいい〜』
祐一の声を聞くなり、平蔵は腰を使いでかい平蔵の金玉が、お尻に当たるぐらい動かし始めた。
『平さん、大好きな平さんのチンポが、入ってる』
祐一は初めての体験に、次第に痛みも感じなくなった。平蔵は、そんな変化に驚きながら、ゆっくりと時には激しく、腰をうごかしながら、祐一の肉棒をこすった。
『平さんいく〜、いっちゃう』
祐一はザーメンを自分の胸にほとばした。
平蔵はその収縮に耐えきれず、一旦腰の動きを止めた、再び腰を動かし
『祐さん、私もそろそろいく、いい〜。いくぞ〜〜』祐一の中に放出した。

祐一は、はっとして目が覚めた。心臓の鼓動は激しく、ギンギンに勃起した股間がうずいた、あれ夢、でもリアルすぎる。
彼が居る場所は、LAの繁とゆみ宅の客用寝室であった。今日から平蔵と出かける、スパへの思いが、祐一を駆り立てた証拠だ。

平蔵は今日、この日を楽しみにしていた。日本で温泉にと思ったが叶わない、でもLAならいくらでも理由付けできる。平蔵は思うだけで昨夜も一人、祐一を思いチンポをいじった。
でもリアルな夢だったよな、今朝の夢、彼を抱けるなんて、現実ならなおさら良いが。このチャンスを逃したら、この先はない。

ゆみの住まいを訪れ、祐一の顔を見ると、どことなくおかしい
「眠れなかったのかい」
「えーなんか、とんでもない夢を見ちゃって、でも大丈夫、でかけましょう」

この季節スパにいるのは、高齢者が多いスパでは水着着用で男女一緒だ、平蔵は祐一の視線を追った。女性を見る回数より男性を見ている。
アメリカ人の男性の股間は、いずこももっこりと大きく、祐一はつい見てしまう、裸で見るより刺激的でさえある。

「なー、祐さん、こっちの人は何でもでかいね、私の倍はありそうだよ」
「なにがですか?体付きが、平さんだって負けちゃいないですよ」
「体付きじゃなくて、あすこさ」
「あすこって、あ〜〜あすこね、平さん、どこ比べてるんですか」
「さっき、祐さん見てたでしょう、でも、でかい膨らみだから、私もつい、同じように見ちゃった」
「なに言ってるの、平さんだってかなりの、でかさじゃ。ゴルフ場の浴室、平さんのでかさに、ほら一緒に回った太鼓の徳さんが関心してさ、驚いてじゃない」
「そうかな、比べたことないし、でもここのじいさんどもと比べりゃ、負けちゃう。それに比べ、祐さんの肌は、あの人達も羨むじゃない」
と言いながら、平蔵は、祐一の腕を撫でた。

祐一は、一瞬ぞくっとした、そしてチンポは水着の中で太さを増した。今朝の夢で平蔵を、意識してしまう、まずい、平蔵に見られる前にジャグジーに逃げこもう。
「平さんジャグジーへいこう」
「そうだね」平蔵はあきらかに、祐一の水着が、変化していることを見逃さなかった。

祐一はもう今朝の夢で彼に抱かれていた。本当の平蔵に抱かれたくて、居ても立ってもいられない、平蔵も夢の中で何度も、祐一を抱いてきた、今日こそは夢ではなく、現実に抱きたい、

その夜、二人はいたたまれなくなり、どちらかもなく見つめ合った。
「今朝ね、目覚めたら、この年で夢精らしきことがおきて」
祐一は素直に切り出し、夢の話を始めた。そんな祐一の話を聞くにつけ、平蔵はそっと祐一の口を塞いだ、そして
「私も同じ夢を見たよ、祐、夢じゃなく本当に抱くから、いいかい」
祐一は素直に頷いた。
「祐、祐、本物の祐〜〜〜〜〜」
「平さん、平さん、平さん、うれしい〜」
二人の、守るべき不文律がす〜〜と消えていった。


夏目 > 私夏目の友人??祐一はノンケぶりながらしたかに生きてゆきます。天使のいたずら第2弾、お楽しみください (9/21-22:53) No.727
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