■ ぱくりのお気に入りお宝集 ■ ◆オリジナル作品シリーズ◆
僕が、そこにいる
作:企てる子 作品07 僕が、そこにいる 投稿者:英次 投稿日:2002/07/26(Fri) 20:03 No.290  Back Top Next

僕が、そこにいる
僕は、いつも女の子の恰好をさせられて育った。
いまも、これが普通なので、気にもとめられないし、気にもしない。というより、僕には、普通の男の子のスタイルより、女性のスタイルの方が似合うのです。

子供の頃から、色白で、中性的な雰囲気をかもち出しているので、周りの大人の人や、近所の人、父の仕事場の人などが家に来るたび、「綺麗な子だ。」とか、知らない人は「可愛いお嬢ちゃんですね」とか。
僕は、綺麗・可愛い・女の子として見てくれる事に、うれしさもあり、大人たちに、女の子の服や、持ち物などをねだる事もあった。
でも、わがままではないのです。
女の子の物をおねだりすると、大人たちが喜んで「英次君なら、似合うね。これ・・・」とか「英次君にはこれがいいよ。」とか。

僕の名前は字のごとく、次男としてこの岡山のT市にある、旧家に生まれた。
しかし、長男の英一兄さんは母が家出をした時、母がつれて出て行ってしまった為に、僕が跡取になる。
男子は英一兄さんだけでいいという考えと、次男坊は何をしてもいいという、父の考えだったのだ。ましてや、僕は物心ついたときには、女の子のスタイルで育ち、家の使用人たちも、英次君とは呼んでも女の子扱いをした。
母が、とても女の子を欲しかったということは、僕の乳母からも、聞いている。
乳母は、僕が10歳の時に亡くなり、母は5歳の時に家を出て行ったきり、行方知れず。
父の、浮気が原因とは聞いているが・・・。

本当は、もっと違う理由があったのだ。
それは、後日、父の秘書である洸山から聞いて知ったことだが。
そして、僕が、いまでも女性のスタイルで生活してるのは、父が許さないのだ。男の恰好をすることを。
自分でも、似合わない服を着るより、似合う服を着たほうがいいと思うし、反対に男装の女性とも思われてしまうほど、精神も、身体も、顔も、プロポーションも、全て女のである。
街に出れば、ナンパはされる。遠く、山口の、ある旧家からの申し出で、うちの息子にとの話もあった。
父は、こんな僕なので、「理由はいえないが・・・場違いです、お引取りください。」と断った。
それ以来、そのほうの話は、事前にこないように父がしていたようだ。

僕が、男のスタイルでいることを、一度だけ父に許しをと、問いただした事がある。
「駄目だ、お前のお母さんがそうさせた。ここにはいないがお母さんの意志をお父さんは守ってるんだ。でも、快くしてることじゃない。お前は、あの母親の血をひいてる。俺を、捨てて、出て行ったんだ。お前を、いつまでも女として、いさせることが、俺の憎しみと、恨みの解消なんだ。ハッキリ言っておく。お前は、一生、女だ。それが、嫌なら、出て行け。お前みたいな中途半端な奴は、何処へいっても、生きていけやしない。ははははは・・・・・」
僕を睨みながら高笑いしてた事があるんです。
僕は、それ以来、父は狂ってるとしか思えず、父を、憎むようになった。

父を憎んでるのを知ってるのは、秘書の洸山と、こんな姿だから13歳の頃からの家庭教師の池崎先生と死んだ、乳母だけだった。
「俺が憎いか。だったら、お門違いだ。お前の母親を恨め。あいつに、そっくりだぞ」
父は親じゃなくて、鬼だと思いながら僕は生きてきた。今でも、憎んでいる。

僕が男の味を教えられたのは、秘書の洸山によってだった。
洸山も、少なからず、父を憎んでいる一人だった。
借金を返済をできないのなら、俺の家で息子を働かせろと、洸山の父親が言われて、T大学を卒業したての洸山に白羽の矢が。

ある、秋の夜。
洸山の部屋にたずねた時だった。
ノックをしても、返事がなく、鍵もかけてないので僕はそっと、入った。
洸山のうめき声が、かすかに聞こえてきた。
入り口の壁の角に佇み、そこから見たのはベットで絡み合う洸山と父の姿だった。

父は洸山の背中に大きな身体を。
それも僕とは違う、似ても似つかわない、毛むくじゃらの父が、覆い被さるように洸山の臀部辺りで腰を上下に。
僕は父がなにをしているのか、洸山がなにをされているのか、すぐ、解った。

逞しい父の背中が、光る汗に灯りが映り出されて滴り落ちる。
洸山の嬉しそうで、苦しそうな声が僕の脳裏に焼きつく。

「どうだっ。いいのか。お前のここは、女以上だ。・・・・もっと、声出せっ・・・・ほら、したいんだろう。」
「アウッ・・親父さん、もっと・・・・」
僕は耳を疑った。
何で、あんなに僕の父を憎んでる洸山が・・・・どうして。

「いいか、お前は俺がしこんだんだ。ましてや、男好きな俺がわざと、女房の前で、若い男と抱き合ってる所を見せて女房を追い出した。それ以来、お前の美貌を、見てからお前しかいないんだ。解ってくれるだろう。」
「ああ・・親父さん。いいよ。中に、・・・中に出して。そのまま出されたら、感じて、行きそうです。あうっ・・う〜ん・・いい」
父と洸山の行為の卑猥な音が、部屋全体に響き渡る。

僕は、わかった。
直感で解ったのだ。洸山は父を憎む思いを僕にぶつけたんだ。
僕は、洸山まで、憎んでしまった。

「英次君は可愛いよ。女の子みたいだ。だから、こんな事を・・・」
僕は、16歳にも満たないのに、洸山の男としての魅力に酔いしれていた。
僕は、ひどく、疲れ、洸山と父の行為を後にして部屋を出た。
あれ以来、僕は洸山に接しようとは思わなかった。

そんな或る日。
洸山がいなくなったと、父が騒ぎ出し、
「あいつ、金も持ち逃げした。警察だ・・・おい。」
部下に連絡をしていた。
父は、怒りまくっていたが、時折、悲しげな顔をしていた。何故か解らないが、ひどく落ち込んでいるような。

洸山の行方は3ヶ月たっても、わからずじまいだった。
洸山の部屋は、そのままだった。
父が、洸山のいた部屋で、泣いていた。それも、洸山の着ていたパジャマを握り締め。
「どうしてだ・・・どうして。お前は・・・俺は俺はお前が唯一だったのに・・・・」

父が洸山を愛していたのは、このとき初めて知った。
洸山は父を憎んで自分の身体を父にあてがい、夢中にさせて恨みをこんな形にしたのだった。
僕が、父も普通の人間である事を自覚し始めたのはこの頃からだった。
本当は、さみしい人で、たぶん男が好きな父は、祖父と祖母に無理やり母と結婚でもさせられたのだろう。
自分を隠す意味で結婚をし、兄さんと僕をもうけたが、僕への罵倒も自分の性癖を隠す為に。
父は、ひところに比べれば気弱になり、部屋でひきこもることもあり、顔色も悪く、部下の連中は洸山と父の関係を知らないでいるので、どうしたらいいものかと、嘆いていた。

ある夜。
僕は、ひどく睡魔に襲われていた。急に眠くなり、目が閉じる前に、父の顔がぼやけて見えていたような気がする。しかし、父が、はっきりと僕の目の前にいるのがわかったのは、朝方だった。

僕のそばで、軽い寝息をしながら、寝ていたのだ。
何故。ここに。
父は裸体のままで、僕の脇に横たわっている。
惜し気もなく、陰茎を立たせ男の体そのものを、漂わせて。
僕は、まだ目が覚めていないのか、夢なのかもわからない。
ぼーっとしながらも、感覚が・・・・・・・・・・・・・

父が僕の身体を愛撫しているのだ。
そして、父が僕の口にそそり立った陰茎を出し入れしてる。
「おお・・あああ・・・」
そして、僕の口に射精した。

でも、これでも終わらない。
力もなく、ぼーっとしてる僕のお尻の穴を舐めまわしているのだ。

僕は、いまだ、はっきりと目が覚めず、快感の声をかすかだがあげている。
夢だろうか。
痛みも感じる。父の毛むくじゃらの胸と腹が僕の白い身体にのしかかるのが、解る。
力が出ない。
「ああ・・っ・・・お・とう・・・・さん」

父は、僕の頼りない声で、一瞬ひるんだようだが、僕の目が空ろじゃない事に気がつき、僕のアナルに、もう一度陰茎を入れようとしていた。
「ああ・・いい。英次。お前は可愛い・・・お前の母さんだけが女として愛せた。あっ・・・いい。母さんに似てるお前が男の子だから、こうしてしまう。許してくれー・・・・ああいい。いく。いくぞ。え・・・・い・・じーーーあっつうっつはあはあ・・うっ・・」

僕は、そのとき、はっきりと、目が覚めた。
そして、やっと、父を許せた。

僕は、起きだして、父が僕のアナルに出した精液を垂らしながら、迫り、僕のアナルから抜いた父の陰茎をいとおしく舐めて、綺麗にしてあげた。
父は、思わず、僕を抱きしめ、僕の体中をもう一度愛撫し始めた。

父と僕は何も言わず、狂ったように快楽と悦楽の底なし沼に落ちていった。
父を愛せるには時間がかかるけど、父が僕を愛しているのは、昔からだったのだ。

僕は、近親相姦という禁断の、それも、父親と息子の関係をいつまでも、望むんで行く事だろう。
父のテクニックにおぼれていく僕が、そこにいる。


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