3年前、スカンジナビア、3国に一人でビジネスと、旅行を兼ねていったときのことである。
スカンジナビア航空直営のストックホルムにある、ホテルに私は5泊した。
ツインの部屋で悠々と宿泊する積りだったが、2日目から日本の旅行会社のツアー旅行の搭乗員を一緒に泊らせてくれないかと、ホテル側からの依頼があった。
ツアー客が偶数人数で、どうしても搭乗員の部屋が確保できないというのである。奇数なら、客と同室ということなのか・・・・
私は最初、断ったが、搭乗員が自ら挨拶にくるという。
折角、のんびりできると、思ったのにと、ドアのノックの音でしぶしぶ、開けた。
ホテルの支配人がわざわざ来て、挨拶をした。その後には、日本人らしき若い男が突っ立っていた。
J●Bの馳見と言います。と、名刺を渡された。24歳だという。
J●B ツアーコンダクター 馳見 直哉
名刺の名前を確認しながら、若い男の顔を見る。
清潔で、利口そうな顔立ちだ。
ロイヤルブルーのブレザーに会社のマークが金糸の刺繍で縫いこまれたエンブレムが、彼の魅力をより引き出していた。
白のボタンダウンのYシャツとグレイのスラックス。
黒のモカシンタイプの靴。
私が10代から20代始め頃までよく、愛用していた服装だ。
今は無いが、VANという名前のブランドを着るのが、ステイタスだった。流行廃りの無いアイビールック。イギリスのトラディショナルな服装は、私も今でも着るが、若い子には珍しいと思う反面、彼には似合っていた。
あまり、いい顔はできなかったが、しぶしぶ彼との同室を了解した。
まる1日お互い、顔を付き合わせるわけではないし、日中は仕事だ。
どうもこうもない。彼もすまなさそうな顔をしていた。
ここは、大人として、我慢我慢。
彼は、夜のツアーで案内してくるところがあると言い、シャワーを浴びてファイルを片手に22時頃には戻るので先に就寝しててくださいと言った。
22時じゃ、私はまだ、仕事の見直し中だと、小さな縁なし眼鏡から上目使いで、切り捨てるような言い方で対応した。
私の言い方がきつかったのか、彼は戸惑うような顔でぺこりと頭を下げ、ファイル片手に出て行った。
何がつまらんのだ。彼の・・・・
若さか・・・・・
彼の隙の無い、毅然とした態度か・・・・・・
なんだ。彼に嫉妬してるのか・・・・・
何故。どんなところに。
自分に今はない、若さと美貌か・・・・・
息子でも、おかしくない彼にか・・・・・・
どうかしてる。俺は・・・・・・・・
くだらん。・・・・・・・
私は、自問自答しながらプランニング書を見つめなおす。
気が乗らない。ラウンジでコーヒーでも飲んでくるか。
テーブルに通され、座ると先程のホテルの支配人が常駐の通訳の日本人スタッフと来た。
先程は済みませんでした。馳さんがスタッフルームに移るか他のホテルに移りますのでと、仰っていました。お騒がせいたしました。
私は、彼に対する、自分の行動と言動を悔んだ。
あっ。いえ。いいんですよ。つい、私が彼にいやみな言い方をしてしまったので、気を使われたのでしょう。彼に連絡しておいてください。気になさらないでと。後で、私のほうが彼に謝りますので。と、通訳を通し、コーヒーを口に運んだ。
しまったなあ。と、自分を恥じた。
部屋に戻り、何とか書類を見直し、煙草をくゆらす。
時計を見ると、21時30分。
シャワーでも浴びようと、シャツを脱ぐ。
バスタブに湯をはり、バスオイルを入れる。
未だ、時差ぼけがあるようだ。眠くない。
身体をシャワーで洗い、目の前の鏡に映る自分の裸体を見る。
未だ、いけるよな。若い奴に負けないほどの体躯だ。筋肉だって締まってて、胸板も厚いし、胸の筋肉はラグビーで鍛えてきた名残も。胸から腹、陰毛からすね毛まで続く体毛はどうだ。
これでも、若い男にも持てるほうだ。まてよ、それとも、人間性でもててる・・・・いや、それほどの見かけも性格にも自信は無い。
やはり、嫉妬だ。彼の若さと、張り詰めたような活き活きとした眼差しの奥にある、少年のような目付き。
バスタブに身体を埋め、眼を閉じる。妄想が揺らいだ。
私は彼を裸にしていた。
俺とは違う、艶のある肌。俺とは違うだろう、薄汚い体毛に被われてはいない胸や足。何かも、キラキラと輝いている彼。
私は、陰茎を握った。湯の中で扱くと湯の表面にいくつもの波紋の輪が浮かんでいる。
バスタブから身を起し、激しく扱くと先走りが亀頭を濡らした。
私は、彼を妄想の中で犯した。
彼が声をあげてよがる。私の太い腕に腰を引き寄せらされ、私の陰茎を受け入れて、私の容赦しない責めに歓喜の声を高らかに。
私は彼のアナルから引き、出し入れされる自分の陰茎を見る。
彼のアナルは私の埋没する陰茎を時折、締め付ける。
もう、だめだ。手の動きも激しく、私は、バスタブから立ち上がり、床におびただしい白い飛沫を散らした。
私は、急な倦怠感と共に眠気も生じ、バスタブに横たわる。
どのくらいの時間が経っていたのか。
浴室のバスタブの前に座り込み、怪訝な顔をした搭乗員の馳君。
彼の顔だった。
私は、驚き怒鳴った。
なんだ、君はノックもせずに。
しました。でも、声がしませんので心配になり、入らせていただきました。
ふん、それでも、無神経だっ・・・
そんな・・・・
君のその、毅然とした態度、好かん・・・・・
彼は一瞬、眉間に皺を寄せ、口をへの字に曲げて言った。
上等ですね。企さん・・・・僕も、わけもなしに人を見据えたような態度の貴方を大・・・嫌いっです。
私も、言い返す。
小生意気なガキだっ・・・・・
小憎らしい、親父だ。可愛くいないっ・・・・・
可愛いと言われるのは遠の昔の事だ。君くらいまでだなっ・・・かわいくもないがなっ。君は・・・・・
彼は立ち上がり、バスタブに大量のバスオイルを湯に投げ、おまけに、シャンプー剤を私の頭にふりかけた。
私は、かーーーっと血が上り、彼の腕を掴んだ。
その拍子に彼は滑り、バスタブに頭を突っ込んだ。
彼は、私の股間のあたりに顔を埋めていた。
プッハアー・・・何をするんですか。僕が何をしたというのですか。
彼は、バスタブから顔上げると同時に、泣きながら訴えた。
全部、気に入らない。
僕も、僕も、気に入りません。
迷惑なら迷惑って、最初から言えばいいじゃないですか。酷いっ・・・・・この、くそ親父ーーーいっ・・・
私は、バスタブから飛び上がり、更に彼に飛び掛り、罵倒しながら彼のYシャツの襟をひっ捕まえ引き寄せた。
いいか、坊や。おじさんは最初から君みたいな坊ちゃんんが嫌いなんだ。我慢してやるから、私に楯突くなっ・・・・・
僕が、僕が何で嫌われるのかわかりません。・・・でも、僕も、貴方みたいな大人が嫌いです。死んだ父に似てます。そんなところが。嫌いです・・・・・・僕は・・・・・・父が嫌いでした・・・
彼は泣きながら、声が沈んでいった。
溢れるほどの涙を流し、しゃくりあげるような声。
私はYシャツの襟を掴む手を緩めた。服が濡れたまま、彼は震えて、私を見る。
俺はお前みたいなガキがきらいなんだ。ひよっこめが・・・・・
目を据えて、彼の唇に唇を寄せた。
舌を入れ、彼の舌を吸う。
引き離し、見つめ言う。
これでも、嫌いか。
そして彼の手を導き、私の勃起した陰茎に触れさせた。私は、濡れた彼のスラックスのベルトを外し、ファスナーを勢い良く降ろした。
下着の中に手を差し込み、陰茎をまさぐる。
彼は熱くしたペニスを握られ、口元から熱い吐息がもれた。
そのまま、片方の手でスラックスを脱がせ下着とシャツも脱がせ、シャワーのコックをひねり、お湯を浴びさせた。
私と彼に、降りかかるシャワーの中で唇を奪い、耳を吸い、舐めあげ、首筋、胸元、乳首、脇の下、腕、手の平、手の甲、一本の指ごとに、腹、脇腹、大腿部、下腿、足の指、そして、臀部、可愛い双丘を押し広げるとアナルのすぼみに、念入りに舐めあげながら、彼のペニスを扱く。
そして、ペニスの亀頭の裏を舐め、陰茎全体を根元まで、しゃぶり上げた。それは、とても長い時間であり、彼のアナルをもう一度舐めるときには彼は、自ら片足をバスタブに掛け乗せていた。
彼は、私がしたように膝まずいて、私の陰茎を口に捕らえる。
シャワーの湯が彼の髪を濡らし、私の陰茎を濡らす。
シャワーの温度より、私は熱いシャワーを浴びようと、彼を一抱えにすくい抱き上げて、ベッドに濡れた身体を下ろした。
私を見る目。何か、救いを求めるような目であった。
私は、彼を見ながら、ベットにうつぶせになった。そして、彼の足を折れ曲がさせるように足首を持ち上げ、さんざん、愛撫したアナルへ、もう一度、むしゃぶりつき、舌の先ですぼみを責めた。
そのたびに、出す、可愛いよがり声、腰をくねくねとくねらせ私に身を預ける彼。
私は、すでに彼をいとおしく思えてならない。
彼は、かすかな声で言った。私の耳が確かなら・・・・
ああ・・・お父さん。・・・
その時から、私は彼を直哉といい始めた。
いいか。直哉・・・美味しいよ。直哉のここは・・・
あ〜ん。お、お父さん・・・本当は・・・本当は・・・
なんだい。言いなさい。
好きなの。最初から、見たときから、僕の、僕のお父さんだって。
直哉がそういい終わると、私の胸にしがみ付き泣きじゃくった。
そうか。好きか。お父さんも本当は好きなんだよ。直哉が若くて、綺麗で、羨ましかったんだ。嫉妬してたんだ。
本当は直哉みたいな息子が欲しいくせにな・・・と、笑う私。
お父さんの息子になるか。・・・・・こんなでも、良ければ。
はい。僕でよければ。
私と直哉にもう、言葉は要らなかった。
親子である証拠に、親子の契りを求めていた。
直哉のアナルを程よく、指でやわらげ唾液で濡らす。
挿入する前に、直哉は私の陰茎を口に含み濡らす。
直哉の足首を両手で持ち上げ、股間に身を寄せる私。
陰茎の先、亀頭をアナルのすぼみにあてる。
直哉が、軽く頷く。
少しずつ、亀頭の先をすぼみへと滑り込ませる。
痛いのか、身を硬くする直哉。
無理をするなと言えば、首を振る直哉。
ゆっくりと、私の陰茎が直哉のアナルに埋まれて行く。
直哉は、あまり経験がないようだった。
締め付けと柔らかいヌルッとした感触ががなんともいえないくらいに陰茎が先へ先へと導かれていく。
もう、一息だ。直哉。もう直ぐ、お父さんの・・・根元まで・・・
頷きながらも苦悶の表情。私は余計にいとおしく、直哉を思う。
この子は以前から知っていたような気がすると思った。
生まれる前から、そうだ。きっと、生前で結ばれないもの同士がやっと、この世で結ばれたんだと思う。そう、思えてならない。
私は直哉に父親の愛情を示さなければいけない。
父親の愛情を知らずに来たのだろう。私に対する言葉の裏には、愛情を求めているのが手に取るように解かる。
私は直哉のアナルにゆっくりと、腰を弾ませた。
直哉は、引き抜きされるたびに段々と、声を高く上げてきた。
感じて来てくれているのだろう。
私も段々と、腰のリズムも早くしながら、直哉の身体を手でまさぐり、愛撫し、口を吸った。
ああ・・お父さん。来て。来てください。中に・・・・・あうっ・・
ああ。父さん、出すよ。父さんと親子になるんだ。・・・
私は直哉の言葉で、一段と気が入り卑猥な音も部屋中に響く。
お父さん、僕、出ちゃうよー・・・触ってもいないのに・・・あああ。
お父さん。で、出ちゃう〜ん・・・・あっ・・・あ〜ん。
涙目で、私を見つめながら直哉は昇天した。
私も、直哉の言葉で、一気に頂点が来た。
ああ・・直哉。父さん・・・イクッ・・ハッ〜・・ウッ・・ウウウ・・
私の熱い精液が直哉のアナル奥深く、注入された。
直哉はまるで、私の精液を飲み込んでいるようだった。
まだ、アナルから、引き抜いていない私の陰茎は、ビクンビクンと直哉の中で、うねっている。
私と直哉は、暫くいれたままで、抱き合った。
ようやく、弾き抜こうとすると同時に、引き抜いた陰茎と共に、精液が一緒に引き出され、シーツを汚した。
直哉のおでこにかるくキスをし、シャワーを浴びると、直哉も入ってきた。
身体を洗いあい、汚されていないベットに移り、また、抱き合う。互いのペニスを咥え込み、息子は父親の、父親は息子の精液を最後の一滴まで飲み干し、口中に残った精液を互いに口を寄せて、混ぜ合わせた。
私と直哉は本当の親子になれたのだ。
そう、実感した。
ホテルの窓から見える、ストックホルムの街は青白く光り輝き、雪が舞い踊っていた。
まるで、私と直哉が抱き合うように寄り添って・・・・・・
企てる造 >
直哉のおでこに軽くキスをし、 です。誤字視から10行目です。ほかにいろいろ誤字ありますが、申し訳ない。 (3/24-22:25)No.253
ミー >
スカンジナビアって何処ですか?「そんなことも知らない」って怒られそう(^^;) でもイイナーそんな所まで行ってH出来るなんて。籠の鳥みたいな生活しているミーからは夢の又夢。
(3/28-09:47)No.254
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