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会話のない、快楽
作:企てる子 作品26 会話のない、快楽 投稿日:2003/02/01(Sat) 16:10 No.195 Back Top Next

会話のない、快楽

友人の家で夕飯をご馳走になり、気分良く酒を飲んでいて、帰宅が12時を過ぎてしまった。
タクシーもなかなか通らず、とぼとぼと小歩きにタクシーが来るのを立ち止まり立ち止まり振り返っていた。

暫く歩くと、公園脇に個人タクシーの車が駐車しているのを見つけた。
小走りにかけより、ドアを軽く叩いてみた。
運転手は音に気がつき、倒していたシートから身を起こした。
私は、その時、暗い車内の中でも、運転手が慌ててスラックスを上げ、ベルトを閉めるのを見届けた。

ドアが開き、50代半ばの白髪混じりの運転手が顔を覗かせた。
一瞬、誰かに似ているなぁと思ったが思い出せない。
吉祥寺へ走らせてくれないかとの旨を伝えた。
運転手は、最初私に向けた顔付きとは違い、穏やかな笑みを浮かべ心得たように返事をした。

乗車側の後部ドアが開き、私は乗りこんだ。
運転手が顔を向け、詳しい道のりと、近辺のどの辺りなのかと聞いてきた。
運転手は、冬にもかかわらず、黒の半袖のポロシャツを着ている。筋肉で締まった剛毛におおわれた太い腕で地図を手にし、調べようとした時だった。

ブックタイプの本の間から、ポルノ雑誌が飛び出るように、後部座席に座っている私の足元に転げ落ちた。
運転手は、少し、慌てた様子で私の顔を一瞥するかのように、申し訳ないと言うと、私の手から雑誌を受け取った。

照れくさそうに、車内灯の下で地図を開き見る運転手は、私を意識しつつ、道のりの是非を質問してきた。
運転手の座るシートに、未だ使用されていないラッピングしたままのコンドームの1枚が顔を覗かせていた。
その時、地図を垣間見る運転手の横顔が誰に似ているのかわかった。
古谷一行だ。俳優の古谷一行に良く似ている。

道のりを聞いてくる運転手の声は低く、歯切れの良い声質で顔とマッチしている。

自ずから、運転手の先ほどの行動を思い出し、目前の運転手の裸体を想像した。
古谷似の中年男の裸体を頭に描きながら、私はスラックスの中で、熱く重たくなった棹をスラックスの上から手のひらで押さえた。
こうで、ああでと説明を終えた運転手は知ってか知らないでか、受け答えしながら、股間においた私の手の辺りを時折、ちらちらと、見る。

車は、ゆっくりと滑るように走り出した。
ミラー越しに見える運転所の顔を意識し、私も、ちらちらと見てしまう。何度か、そんな状態でいると、ミラー越しに運転手と目が合った。運転手はばつが悪そうに、目線を変えた。
私は、運転手を誘いにかけようと、わざとコートを脱ぎ、脇に置いた。

手のひらは股間にのせて、隠すように。
私のものは、運転手を意識すればするほど、硬さが増して勃起して来る。
私は、わざと左よりに陰茎を下げた。スラックスを通して、形と大きさがわかるはずだ。さらに、左側に座っていたが少し、センターよりに腰を浮かせ、座りなおした。この方が運転手から、私の股間の辺りがよく見えるにちがいない。

相変わらず、手のひらで隠してはいるが、陰茎が隠しきれず、露わに卑猥な形状を見せている。
気がつくと、運転手は時折、右手だけでハンドルを操作して、左の手がどうも、股間の辺りに行っているようだ。
斜め後からも運転手のちらちらと横目で私を伺うのがわかる。

私は大胆に、大腿部のスラックス越しにせり出した陰茎を手でなぞった。運転手は、私の行動を確認したようだった。
運転手は、私と同じく見えるように、硬くなった陰茎を左リに寄せ始めた。しかし座っている為、私の目からはあまり見えない。腰を浮かせ前のめりで、覗き見るような形で運転手の股間を見た。
白っぽいチノパンの大腿部には想像してたものより、大きく形をあらわしていた。

私は生唾を飲み、思わず、運転手の顔を見た。目と目があった。
有無も言わさず、車は外灯の無い、暗い倉庫群の道路わきに停車した。
前のシートに、と言おうするまでもなく、運転手が後部ドアから入ってきた。
私は、何も言わず右側の後部シートに頭を置き、仰向けになりスラックスを降ろした。

運転手も何も言わず、チノパンと下着を一緒に脱ぎ置いた。
そのために、はちきれんばかりになった運転手の陰茎がプルッンとバネのように飛び出した。
運転手は、私の胸元を跨ぎ、陰茎を私の口に持ってきた。
目の前の陰茎は理想的な形とサイズ。少し、黒ずんだ裏筋に脈々とした、太い血管が浮き出ている。

私は、裏筋を舌先で根元から雁首まで這わせた。そして、いきなり亀頭から口中いっぱいに含み、口中で陰茎をからませ、まとわりつくように舐めた。
運転手は眉間に皺を寄せながら、私の頭を押さえてきた。
喉の奥深く、亀頭が当たる。むせるような嗚咽が来たが我慢して、私は運転手の陰茎に喰らいついていた。
運転手は、腰を前後に動かし、私の口を女の性器を扱うように、右、左、口中をかき回したりした。声もあげずに、黙々と腰を動かし、深く腰を打ち付けると上体を伸ばして黒のポロシャツを脱いだ。

運転手の厚い胸から陰毛までびっしりと、体毛が生え続いてる。見ただけでイキそうになる面持ちだ。
私は、自分の陰茎に手を携え、上下の動きを早める。
運転手はそんな、私の行動に気がつき、口中から陰茎を引き抜いた。
私の膝辺りに跨ぎ、私の陰茎を口に収め上下に・・・・・・
私は、腰がくねくねと女みたいになる。

そんな、私を上目づかいで見ながら陰茎をしゃぶり、にやっと笑う運転手。薄くらい車内に運転手の白い歯が覗いた。
ヌチャヌチャ・・・・・・

クチャクチャ

むぐぐぐぐぐ・・・・・・

卑猥な音が車内に響く。

運転手は私のスラックスを完全に脱がせ、足首を両手で持ち上げ、陰嚢の付け根から下部へと舌を這わせ走らせる。
アナルのすぼみの前で舌の動きが止まった。
もち上げられた足と足の間から、上目ずかいで私の顔色を伺う運転手。私の要求をわざと焦らしている。
私は、舌でアナルを舐めてくれとばかりに、いやいやと、首を横に振る。

また、薄暗い車内で運転手の意地悪な眼と白い歯がこぼれ、光った。
わかったというような表情で私のアナルに舌を這わせ、悪戯するような舐め方。相変わらず、舐めながらも運転手の眼は私を見ている。
私は、快楽の吐息とともに体が震えるような感覚を覚える。
運転手は、焦らすようにアナルを舐めていたが、急に我を忘れたかのように私のアナルの中心をむしゃぶるように舐め始めた。時折、すぼみの周り、臀部の双丘に舌を走らせ、私を狂わせる。

運転手は、アナルを指先で弄くりまわし、ゆっくりと指を挿入してくる。アナルは運転手の必要以上の舐めまわしで、開ききっているのが自分でもわかっている。
腰を自ら押し付けて、口を半開きにさせながら、体全体でよがり始める。運転手からは、さぞ淫乱な男に見えていることだろう。
指の動きも早まり、つっ突いてくる。

私は、我慢出来ない。私の亀頭の鈴口からは大量の先走りが陰茎全体に濡れ落ちている。てかてかと輝き光る、私の陰茎に運転手は手を添えてきた。
先走りが棹全体に塗りこまれ、親指で亀頭を責められる。
運転手の黒々した陰茎は天をつくような角度を保ち、同じく先走りが鈴口から溢れ流れている。

毛深い体躯から突き出た黒々とした陰茎は、卑猥そのものである。
運転手は、私の様子を伺うように暫くの間、アナルを弄くりまわしていた。せつなくなった私は、懇願するような面持ちで、運転手の背中に手を廻し、しがみ付いた。
運転手の舌が私の唇を割って入ってきた。舌先が私の口中を遊ぶ。
舌と舌を絡ませ、私の舌を吸い取る運転手。両手で私の頬をはさみ抱える頃には、お互いの唾液が口の周りに濡れて、私は不覚にも口の端からあまりにもの快感で、涎を垂らした。

運転手は、またにこっと白い歯を覗かせた。
私は、運転手の陰茎を携えてアナルへと導いた。
運転手がいとおしく感じられる。
運転手は、目で私にいいのかという、表情を見せた。
私は軽く頷く。

運転手は、唾を陰茎に塗りこめ、私のアナルの入り口に亀頭をあてがった。
運転手の腰がゆっくりと突き入れられ、私のアナルめがけて肉棒が挿入されようとしている。
メリメリと私のアナルのすぼみがはじけるような感覚。
私は力を抜き、運転手を受け入れようとした。

幾度かの、腰の動きで運転手の陰茎は根元まで挿入された。
手を添えてみた。
男根が女の性器代わりに、男のアナルの奥深く・・・・・・    
運転手は静かに腰を打ち付けてきた。
私の口中に入れた時のように、右、左、かき回すように陰茎が暴れ狂っている。

腰の動きがだんだんと早まり、私を屈服させようとしているのか。

ビチャッビチャッ・・・・・

グチョッグチョッ・・・・・

ヌチョッヌチョッ・・・・・

腰の動きが一段と早まる。

抜き差し、抜き差しの限りの無い腰づかいは、男と男の交わりはこう言うものだと、教えてくれているくらいの味合いだ。
運転手は、私の背中に手を廻し、のしかかって来た。
私の乳首を歯で噛む。男にとっては無用な乳首が運転手の舌先で弄ばれている。
私は、力が抜ける思いだが、より、いっそう早まる腰づかいに、運転手の射精の時を感じ、アナルを締め付けた。

運転手は、頭を上げ仰け反るようにこらえる。
そして、我慢できなくなった私は久し振りにところてんをしてしまった。

ドピュッ・・・・・・
大量の精液が、腹から顔、頭を通り過ぎて、飛沫した。
それを見た、運転手は興奮したのか私のアナルから、陰茎を引き抜き、私の体全体に濃い男の精を吐き出し、私の体の上に埋もれるようにくずれた。
お互いの精液が、運転手の腹と私の腹の間で混じり合う。身体を動かすと、腹と腹が擦れる。
ネチョネチョ・・・・グチョグチョと濡れた音を立てる。

私は塗りこめられた、運転手と私の精液を手の平で取り、舐める。
運転手も、私の身体に舌を這わせ、混じり合った精液を味あっている。そしてまた、上目づかいに私を見ながら、にこっと、白い歯の輝きが今までよりも、光を放していた。

都会の夜のしじまに蠢く男同士の性の快楽を私は、ひっそりと楽しんだ。


「いいね。これで、行こうかぁ。この脚本で良いよ。野島君」
監督が言った。
「いいですか。会話がなくても。僕としてはあえて、なくしたいのですが。・・・・だいぶ、気にいってくれてるみたいですね。」

「ああ。気に入るも気に入らないも・・・。」

「そうですよね。その、証拠に監督。だいぶ、大きくなっていますね。・・・・・僕が脚本どうりにして差し上げましょう。監督・・」

「えっ・・・おい。の、野島君。私は、これでも、女のほうが・・困るよ。よしたまえ。・・・・・」

「大丈夫ですよ、監督。じきに男のほうが良くなりますから。・・・僕でなければ駄目なようにさせてあげますから。」

監督のファスナーを開け、スラックスを降ろし、監督の陰茎をひねり出し、上目づかいで顔を見た。
少し、照れくさそうに白い歯が見えた。

脚本は、監督と僕をモデルに書いたものだから・・・・・・

      完

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