出会いと、事の顛末は急激で、あまりにも短時間であった。
とあるデパートでスーツをオーダーしに行った時のことである。
生地の色はグレイを考えていた。無地で織のよいものと、あれこれ見たが、気にいったものがなかった。
その時、30半ば前後の店員が
「よろしかったら、お見立て申し上げます。」と、声をかけてきた。
私は振り向きざまに、店員の顔を見た。 綺麗に髪を清々しくカットし、仕立ての良いスーツを着こんで、笑顔を振り撒いていた。目元も涼しげな清潔感のある店員だった。
「お色はお決まりですか・・・・」 いやみのない言い方と、彼の声に人柄を感じて答えた。 「グレイなんだけど、チャコールグレイとシルバーグレイの以外のグレイなら・・」
彼はそれならと、生地のサンプル帳を広げ持ち寄ってきた。 「このグレイは少し、モスグリーンがかっていますが、お客様のような雰囲気の紳士の方なら、お似合いと思われますが。」
「少し、変わった色だね。」
「はあ、変わったというより、あまりない色味ですが・・・でも、織はしっかりとしていて、最高の生地です。イギリス製ですが。」
「似合うかなあ・・」 「お鏡で生地をお当てになり見られたらいかがでしょう。」
彼の一言で私は鏡の前に立ち、胸元に生地を当ててもらった。
「いかがでしょう。お似合いですよ。この生地は失礼ですが、40代後半以上の方でないと、似合わないと思いますが・・・」
「また・・・どうして。」 「はい。お客様は髪に白髪が少しありますが。ない方だと、くどく見える色だと思うのですが・・・私に当てて見ましょう。・・・どうですか・・・。」
「・・・そうだね・・・君にも似合うんじゃないのかなあ。爽やかな顔付きをしているから。」 「・・ご冗談を。いえ、ありがとうございます。でも、お客様のような肩幅が広くて、精悍な若々しい方のほうがお似合いですよ。」
彼は、嬉しい事を言ってくれたもんだ。 私は彼の誉め言葉で、その生地を購入してもいいと思っている。
「わかった。君の口車にのろうじゃないか。ハハハ・・・これでいいよ。」 「そんな、お客様。・・・いえ、ありがとうございます。・・では、こちらでサイズを測らせていただきますので・・」
私はフィティングルームに案内され、靴を脱ぎ入室した。
「只今、メジャーをお持ちしますでお待ちください。」 と、彼はドアを閉めた。
私はジャケットを脱ぎハンガーにかけた。
コンコン。ドアを叩く音がした。
「はい。・・・」 「失礼します。」
彼も靴を脱ぎ、上がってきた。 私の後に立ち、肩幅、身ごろ、腕、胸幅とメジャーで測っていった。
「お客様、胸囲がおありなんですね。・・・」
「ああ。胸板が厚いんだよ。昔、水泳の選手でね。これでも・・」 「だからですか・・・お見かけした所、お年齢のわりには・・・失礼しました。逆三角形の体形なので・・・」
「ハハハ・・いいさ。年齢だもの・・・君の言うとおりだよ。」 「すみません。・・」
恥らい、顔を赤面している彼が可愛い。
「では、今度はウエストと、足の丈、ヒップを測らせていただきますので・・・・」 ウエストにメジャーが巻きつかれ、丁寧に詳細にメモしている。
「お客様、・・お客様のお直りはどちらでございますか。」 彼は膝まずいて、メジャーを足元から股間にかけて測定しながら、私の顔を見上げ聞いた。
お直りとは陰茎が右、左。どちらに収まるのかと聞いているのだ。店とか、人によっては、おさまりは・・・と聞いてくる場合がある。 もしくは、スラックスをオーダーする時は、聞くまでもなく、足元から延ばしたメジャーを股間まで持っていき、牟ジャーをもつ手の甲でどちらに収めているのか、確認する人もいる。
彼はそれを聞いたのだ。 しかし、私は彼が足元に膝まついてメジャーをもち、私の股間まで測ろうとしたとき、不覚にも・・・いや、その気が合ったといっても過言ではない。勃起していたのだ。
彼の手の甲が勃起した亀頭と陰茎に接触した。
「あっ・・・・・失礼しました。もう一度、測らせていただきます。」
彼は、気が付き触れないように測ろうとするが、何故か、手が震えていた。
私の陰茎は左よりにスラックス越しに、かなりの陰茎の形を映し出している。困ったような彼の顔を見下ろす。可愛いと思うと更に、勢いづいている。すでに左大腿部のスラックスは亀頭の先がわかるくらい、せり出している。
「すまない。こんなになって・・」 「いえ・・こちらこそ。・・でも、相当な大きさで、女性を喜ばせてきたみたいですね。」
「いや、君があまりにも可愛いから、こうなってしまって・・」
「えっ・・」 「君が可愛いから、勃起してしまったんだと・・・言ったのだが。」 恥じらいながら、眼をそらしている、彼に私はこう言った。
「君、・・・人の勃起したものを見たことあるかい。」
いいえ、と、首を横に振る彼。
「私は君みたいな清潔感のある人が好きでね。・・・君は男に興味がないかな。」 「・・・・・・。同性とは経験はありませんが・・・でも。」
「でも・・・・なんだね。」 「自分の性器と違うなと思い。かなり、大きいので。見なくてもわかりますから。」
「見せてあげるよ。」 私は、ベルトの留め金を外しファスナーを下ろし、膝まで一気に下着と共にずり降ろした。
彼は、声にならないくらい、驚いたようだ。私は悪戯に、そそり立った陰茎を目の前で、ピクピクと動かしてみせる
「・・す、す、凄いですね。お客様・・・こんなに大きくて、色だって・・・私も、変になりそうですよ。」
私は彼の目の前で、陰茎に手を添えさせた。
「扱いてくれたまえ。」
彼は私の陰茎を震えながら、握り、ストロークしてくれた。
「君のも見せてくれないか。・・・声出さなければ、聞こえないよ。君と私の秘密だ。・・・」
彼はかなり、興奮しているらしく、ファスナーを降ろし、引きずり出した陰茎はすでに勃起しており、ピンク色した亀頭の鈴口からは透明の先走りが噴出していた。
小声で・・・・・・・ 「ああ。いいよ。君のを舐めさせてくれ。」
私は、彼を立たせ膝を付き、彼の陰茎に喰らいついた。
「ああ・・お、お客様。い、いけません。そんな事なさっては・・」
私は、彼の言葉を無視し、気持ちとは裏腹な、正直になっている陰茎を扱きながら、口に当てた。
私は彼の陰茎を集中的に唾液と舌で虐め抜いた。 まさか、こんな所で男の陰茎をしゃぶっているとは思わないだろう。ましてや、デパートのフィテイングルームの中だ。
彼は私の舌技で声も出せずによがり狂っている。私は、彼を後ろ向きにさせ、アナルを見たいが為に、両手で臀部を押し広げた。 綺麗な、毛も無くピンク色だった。肌がきめ細かく白く浮だって見えた。 私は彼のアナルのすぼみを舌先で、チョロチョロと舐めた。 すると、彼は腰を自ら低くして、力が抜けるように崩れた。
鏡には、彼の快感的な顔と勃起した陰茎が映っている。 私は、今度は彼を横向きにし、私が彼のアナルを舐めているのを、わざと見るように促した。 彼は、自分の恥ずかしい姿と、中年男のいやらしい行為を見つめていた。 私の陰茎はもう、はちきれそうになっていた。
私は彼をもう一度、膝をつかせ、私の陰茎を彼の口に。
彼は、不慣れだが興奮の坩堝の中、私の陰茎を喉の奥深くまでしゃぶった。苦悶と快楽のどちらともいえぬ彼の顔を見ていると、場所柄と、店員と客と言う関係の醜態をさらけ出している実感。 いよいよ、私は彼の口に果てそうだ。
小声で、「出していいかい・・」 彼は、返事はしなかったが小声でこう、言った。
「仕事場で、こんな所で・・・こんな事を。興奮してます。わ、私を汚してください。お客様。・・・」
私は彼の顔を見、眼で頷いた。 「うっ・・・・あ、ああ・・・いい。で、でるっ・・・・はあは・あ・・・・・・」
私は彼の口中にたっぷりと、大量の精液を放出した。出した後も、彼の口を利用して、暫く抜き差していた。
彼は、精液など飲んだ事もないのだろう。口に含んだまま、どうしていいのか戸惑っている顔だった。
私は、すかさず彼の陰茎をまたしゃぶり、扱いた。
彼は出したいのだろう。 しかし、口をあけると私の精液がこぼれてしまう。 頭を振りながら、むぐっ・・・・ううううう・・
彼は私の口に濃い精液を出した。
私は立ち上がり、彼の精液を飲まずに、私の精液がたっぷりと残る彼の口にあわせ、混ぜ合わせた。 そして、互いに飲み込んだ。 これで、状況証拠は何も残らない。床も汚してもいない。
私は彼に、良かったよと、ウインクをし彼の唇に軽くキスをした。 スラックスを持ち上げ、ベルトを締め、彼に、スーツのオーダーを依頼した。
案内のアナウンスが流れた。
「毎度、ありがとうございます。ご案内をさせていただきます。・・港区からお出での、企 様〜。正面口1階ロビーで奥様がお待ちでございます。港区の・・・・企てる造様・・・・・」
たった、約10分間の淫乱で不埒なスーツオーダーと快楽のオーダーだった。
企てる造(企てる子) > 誤字・脱字が在りますがご容赦ください。
(12/17-16:10) No.127
汁子 >
てる造さん、親子でなくても、恰幅の良い年輩紳士との精飲体験、抜けました。本人が精液好きじゃないとここまで書けんでしょうな。 (12/17-20:43)
No.128
pin > 抜けたぁ!てる造さんLOVE!いいなぁ素敵なてる造おじさま大好き。バック攻めとはまた違った魅力でした。ごちそうさま
(12/19-05:30) No.131
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