父は、夕食を作り、私が帰宅するまで自分も食べず待っていましたが、少し無口になっていました。
私は、相変わらず火曜と金曜には父の自慰を覗いていましたが、決まってうつ伏せでベッドに顔をうずめ、ひざを立て、窓の方に臀部を突き出している格好でしたので、父の勃起した性器を見ることはできませんでした。
それに、父のその姿を見ながら自分も自慰をしたいのですが、そんなことをしていれば覗いていることがばれるかも知れないと思うと、そうしたこともできませんでした。
そのことがかなり欲求不満になっていたのですが、さらに、秋にって涼しくなると、父の部屋の窓は閉められ、カーテンを引いているため、覗けなくなってしまいました。
66,7歳の父が週二回の自慰は元気な方でしょうか。
私は、そうした欲求不満を解消するかのように、再びそう言うサウナに出かけました。
シャワー室では何事もなく、真っ暗の休憩所へ。
目を閉じているものの緊張のため眠りにつくことはありませんでした。
しばらくすると、股間をまさぐられ、暗闇になれない目でみながら、しばらくそのままにしていました。
目が慣れてくると、そこで見たのは、痩せた50代の人でした。
父のようにふくよかな感じの人が好きだったのですが、それでも私のものは完全勃起。
しごかれ続けイキそうになり、急激に恥ずかしくなってその人の手をはずそうとすると、その人は私の性器をくわえました。
私はそのあまりの快楽に、腰をひねり、その人の頭をはずそうとしますが、その人は、私のものをはずしません。
私は声を押し殺しその人の口の中へ果ててしまいました。
ロッカーで服を着ていると、その人が追いかけてきて
「また会いたい」と言うので、初めてちゃんとくわえてもらった人ですし、経験が少なく無防備な私は彼に本名と電話番号を教えました。
そうした一方で、父の部屋の探索も続けていました。
Hな写真はまったく変化なし。新しいものが増えてもいません。そうした写真をどうやって手に入れたか分かりませんが、真面目な父は、他に入手の方法を知らないのかもしれません。
コンドームは、新しく買い足されたりしていました。
私はたまに、父の部屋で自慰をし、その後始末のティッシュを、意識してそのゴミ箱に捨てていました。父は気づいているだろうナァ・・・
その時も、ゴミ箱にティッシュを捨てた時、つかった後の珈琲フィルター。
父が入れた後の珈琲フィルターに使用したコンドームを丸めていることは分かっています。
丸めた珈琲フィルターを手にとり開くと、コーヒー豆が付着したコンドームがありました。
その中には、父の精液が。少し水っぽいような気がします。
夕食は父と二人で獲るものの、会話の弾まない日が続いていました。
父が詩吟の会で会う女性と、たまにデートしている話は耳に入っていました。
私は、そのことに触れ、
「一度連れてきたらいいですよ」
と父に言うと、
「お母さんが亡くなってまだ間もないのに何を言ってるんですか」。
しかし、母が亡くなり一年以上経っています。
私は、「新しい恋をして下さい」と言いましたが、頭の中はその女性とSEXしたのだろうか?という淫らな想像がよぎっていました。
サウナに行って2週間ほどした日曜日、あの50代の痩せた人から電話がありました。
父は展覧会に行くと言って、その日は外出していました(私は、多分デートだと思っていましたが)。
彼と待ち合わせをし、彼を家に招き入れました。
父と二人暮し、今日は夕方まで帰らない、私の性体験の少なさなど話しました。
やがて、彼は、私の横に座り、私の服をすべて脱がせました。
彼も自分で脱ぎ、下半身だけ裸になり、私の体を愛撫し始めました。
ちゃんとした、という言い方もおかしいですが、私にとっては、初めての男性とのSEXという感じで、私も彼の背中に手を回したりし、抱きしめました。
その時。
玄関の音。
父が帰宅しました。
二人とも急いで服を身に着けたのですが、彼も私もパンツをはいただけのところで、父がリビングのドアを開けてしまいました。
「な、何をしているんだ!!」
父は大声を出しました。
彼は「いや、はい」とか言いながら服を身に付け、家を出て行きました。
私はパンツ一枚の姿でソファーに座ってボーっとしていました。
私は、心のどこかで、父にその光景を見せたくて彼を家に誘ったような気がします。
夕方に父は帰ると彼に話していましたが、実は、帰宅の時間など聞いていませんでした。
父はリビングの入り口に仁王立ちになったままです。
父は「〇〇君にも、そう言うことをしたんですかっ!!」
(以前私が勢いでしゃぶったとうそをついた、父の知り合いの息子さんの事)
私は、ブリーフ一枚の情けない格好で、父を見つめていました。
父は「申し訳ない」とため息をつきました。
そして、、何を思ったか。
父は、その人の家に電話をしました。
父の電話に出たのは、私が「した」と嘘をついた本人ではなく、父自身の知り合い(うその相手の父親)のようでした。
「いや、僕の息子が〇〇君に、そのぉ、いや、あれで、・・なんか失礼なことをしたようで・・」
私は慌てました。
まさか、そんな電話を入れるとは!!
(ちなみに、そのうその相手は40歳過ぎの独身で、小太り。私と同じ会社で部署は違いましたが、父親同士が知り合いと言うこともあり親しくは話していました)
「今から行くから!」と父は電話を切りました。
「お父さん、前に言ったのはうそです」
そう言って、私は父を止めようとしました。
「男同士で、さっきみたいな格好してて、何を弁解するんですかっ!!」
それは、もう、怒鳴り散らす感じでした。
私は何度も「〇〇さんは、関係ないです」と、手を握り、止めようとしましたが、父は私の手を振り払い、出て行きました。
一人が下半身を脱いで、一人が全裸で。
私がそう言う性癖だと聞いてはいても、男同士のその姿、しかも息子が。
父にはかなりショックだったんでしょう。
私は、動揺していました。
思考感覚は0でした。
他人事のように「一体どうなるんだろう」・・・・
私は「家出しようかナァ」などとぼんやり考えていました。
しかし、起こっていることが現実のようにも思えず、さらに現実逃避するために、飲めないウイスキーを飲み始め、途中で吐いたりしながらも、飲み、眠ってしまいました。
目が覚めると10時。
「今日は月曜!?会社!?」
慌ていると
「会社には熱があって休むと電話入れました」と父。
「〇〇君は結婚したい相手がいるそうだけど、君は〇〇君に何をしたんですか?」
何をしたんですかって、うそだって言ったでしょうに。
それに彼の方がはるか年上です。
昨夜色々考えて疲れたせいもあり、さらには二日酔いということもあって、投げやりになっていました。
「お父さんが、あまり理解してくれないから作り話です」
「な、何を言ってるんですか、き、昨日、男と、男と、男と・・・!!」と
父は、また、激怒し始めました。
「僕は女性と経験がないと言いましたが、オ・ト・コともないです。昨日も、本で知り合って、それが初めてで、脱いだだけで、何もしていないです。」
(多少のうそですが)
二日酔いのだるさで、どうにでもいいような感じでしたが、心のどこかで「26歳で、父親に性体験がないことを白状する恥ずかしさ」と、好きな父親に自分の性の話をする嬉しさが入り混じってました。
昼迄、話していました。
結局、作り話だったということは納得してくれましたが、同性愛に関しては「いつか直るかも」みたいな感覚でした。
〇〇さんの父親には、私が「変態的思考」が『今』あり、忘れてくださいと土下座したとの事でした。
〇〇さんのお父さんには同性愛者だと分かったんですが、その後、会社で〇〇さんと話しても、その事は聞かれてないようでした。
結婚したい相手がいると言う息子に、確認はできないでしょうね。
「そんなこと、他人にしないでください」と哀願するように父。
「もう、そんなことって何ですか」
「男が、他人のちんぽいじるようなまねです」
私は、カチンと来て
「お父さんは、40過ぎまで自分でして、でも、結婚して、それでよかったでしょうけど、男が好きな僕は、一生自分だけですか」
「見合いしましょうか」と父。
・ ・ ・・ ・・・
私は二日酔い以上の、何か、疲れと言うよりも、言葉ではあらわせないものに、被われているような感じでした。
「お父さんが今、詩吟で知り合った女性と付き合ってるでしょう。そしたら、抱きたいとか、思うでしょう。僕は男が好きだから、抱かれたいとか抱きたいとか思う。一緒です」
父は、すぐさま
「あの人とはそう言う付き合いじゃない。それに僕はもう、70近いですし」
と父が言ったところで、私はさえぎりました。
「女性を思って自慰ぐらいしてるでしょう」
(せんづりしているくせに、と、出掛かりました)
しばらく、沈黙が続いた後。
「相手は女性だ」
父がぽつりと言ったその一言を聞き、私は、自分の部屋に入りました。
この事が話に出ると、しばらくは家の中にどんよりとした空気が立ちこめ、父は無口になります。
私の性的対象者は、やはり、父でした。
火曜、金曜と自慰をしているあろう父を、秋、冬と部屋が締め切りのため覗けないまま、春を迎えました。
サウナに行くこともなく、ひたすら、父の自慰の姿、SEXしていることを想像するばかり。
父はよく、詩吟で知り合った女性(58歳)を家に連れてくるようになり、二人が出かけた時、ホテルに入るのだろうかと後をつけたりしました。
後をつけても、どうすることもできないのですが。
一度、家で自分の部屋からリビングに行ったとき、慌てて二人が離れたようなことがありました。
確かではないですが、父のスエットパンツの前が膨らんでました。
ただ、夏になって、火曜、金曜と部屋を覗くと、しない日があったりしたのは、その人とSEXしていたからでしょう。
私は昼間、仕事で家を空けてますから。
父は、その時、69歳になっていました。
普通は、町内の寄りには私が出席していたのですが、ある祭りの準備の時、父も参加しました。
父がデートしている話は、近所の方もご存知で、冷やかされたりしてましたが、まんざらでもなさそうでした。
私も「〇〇ちゃんは男前だから、べっぴんさんの奥さんもらうだろう」などと言われて、父は上機嫌で、飲めないビールを、飲んでいました。
家に戻り、父は酔ってソファーで寝てしまいました。
私は、泥のついた上着を脱がせ、ズボンのベルトをはずす時、少し、ためらいました。
そして、
「お父さん、腰、上げてください」
と、父のズボンを脱がせました。
私は、ステテコの上から父のものをなでました。
さらに腹回りに手をかけ、睾丸まで下ろし、父の性器をゆっくり上下しました。
しばらくしていましたが
「もう、やめてください」
と目を閉じたまま父の声が聞こえました。
私は、さほど驚きませんでした。
「父が目を覚ましてもいい、起きてもいい」と思っていましたから。
それほど父のものに触れたかった。
私は父の性器を持ったままで、黙っていました。
「僕は・・・・(かなり沈黙があり)・・・勃ちませんよ」
多分、その沈黙は「ホモじゃないから」と言う言葉を言いそうになったのだと思います。
私は、もう、くわえてしまいたい気持ちを何とか押さえました。
ステテコとパンツを戻し、父に毛布をかけました。
結婚はしていませんが、詩吟の女性は、ウチに住んで父と同じの寝室です。
(リビングの横の父の部屋ではなく二階)
それでも、二人がいない時、寝室と父の部屋は探索していますが……。
一応、これで「憧れの父」は完結です。
盛り上がりに欠ける内容で、申し訳ありませんでした。
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