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 広告代理店の接待  
  徹雄さん                        Back Top Next

広告代理店の接待  
 私は大阪の某○ごう百貨店で外商をやっていましたが、昨年のごたごたで失業し、ようやくこの3月末に、中堅広告代理店の営業に転職した41歳のリストラ社員です。

 定期採用の新人の入社時期と近いこともあり4月から20才も歳の離れている新入社員3人と一緒に入社研修を受けています。
今いる部署の部長とわずかなコネがあり入社させてもらったのですが、4月に組織移動があり、その部長は転勤してしまいました。新しい部長とはなんの面識もなく、少し心細い状態です。これからは自分で努力して会社に認めてもらうしかありません。
 この会社では新入社員は入社から3ヶ月は試用期間といって契約社員扱いです。3ヶ月後の7月初めに正社員として登用されるか、見込みがないと判断されると解雇される契約になっています。
 もう二度と失業の惨めさを味わいたくない私は、この3ヶ月は十分に心を引き締めて、何があろうと頑張って正社員にならなければと思って入社しました。

 4月半ば、定期採用の若い3人と一緒に新人歓迎会をしてもらったのですが、そこでさっそく広告業界の伝統だという大変な試練を受けました。
 歓迎会は大阪市内の料理屋で和室を一部屋借りて行われました。出席は課長以下課員15名と部長、それに新人4人でした。
 うちの課は営業三課といい、古くからつき合いのある大口顧客を担当する特需課でほとんどが男性、女性は2人だけです。15人くらいの前で新人が一人ずつ挨拶するんですが、その時に脱がされたのです。

 宴会が始まって30分ほどした頃、部長や先輩達全員が順番に歓迎/激励の一言とともに自己紹介をしました。その後、新人達が自己紹介をする事になったのです。
 その時、部長が立ち上がり
「自己紹介を始める前に諸君にひとつお願いがあります。広告業界では人前で平気で脱げるくらいの度胸がないと営業はつとまりません。特に大口顧客を担当する特需課では接待にも大変気を使わねばなりません。裸踊りも必須です。えーー、それで、先輩から漏れ聞いているかも知れませんが、新人歓迎会では、新人は裸で自己紹介をするのが特需課の伝統です。新人諸君のつよい決意を言葉だけでなく、体当たりでみせて下さい。」
と言われ新人の自己紹介が始まりました。

 体育会系出身という2人の新人は場の雰囲気を察して早々と脱いで平気で挨拶していました。私にとっては宴会で生まれたままの姿をさらすのはその日が初めてでした。先輩、と言っても入社年度が先輩というだけで年齢はほとんど私より若い人たち15人程がスーツを着て座り、楽しそうに酒を飲んでいる前に、すっ裸になって立ち上がり挨拶しなければならないと聞いたときには泣きたいほど嫌でした。

 自己紹介の挨拶をし、その後、皆からされる質問に答える間ずっと、すぐ前に座ってこちらを見ている部長や課長のちょうど目の高さ、眼前50センチに私のチンポを晒さなくてはならないのです。新入社員は今日の主賓と言うことで部長のすぐ前にテーブルを挟んで向かい合って座っていました。そして部長の左右には女性社員までいたのです。度胸試しのためにわざとこんな配置にしたのだと後で幹事に聞きました。
 私自身、高校、大学とそういう体育会系の洗礼を浴びたことがなかったので、その手のことには全く慣れてませんでした。さらに男だけでなく若い女の子にも惨めな姿を晒さないと課員として認めてもらえないのです。
 しかし、40歳にもなって裸になることをそんなに嫌がるようでは、営業部員として不適切だとして正社員に登用されないかも知れないと言う気持ちが先になり平気な振りをして、思い切ってステテコもブリーフも脱ぎ、全裸になって挨拶しました。平気な振りをしてはいましたが、顔は上気して赤くなり、何をしゃべったかよく覚えていませんでした。時間にして数分の事でしたが私にはとても長く感じました。
もう一人の若い新人もすごく嫌がっていて、最後まで許して下さいと言っていたのですが先輩に促されて、ついにトランクスを脱ぎました。彼のは包茎短小でした。彼も生まれて初めて大勢の人の前で真っ裸になったのでしょう、涙目になりほんとに恥ずかしそうでした。

 挨拶がすんで服を着るとようやく人心地がついて、飲んでいると課長が横にきて酒を注いでくれました。課長は私と同じ41歳だそうです。そして広告代理店業界の接待宴会の内部事情を色々話してくれました。
「広告業界には「お客様は神様です」みたいなところがあるんですよ。その気持ちを形で表すために「接待は裸が基本」という慣習がありまして、まあ入社3年目くらいまでの新人はたいてい宴会が終わってみると、いつのまにかパンツも脱がされているという格好です。私も新入社員の頃は会社のロッカーや鞄の中にいつも新品の白いブリーフを何枚か用意していましたよ。営業でお客さんの所に出かけると、急に接待しなくちゃならなくなる場合がありますからね。そのとき汚れたパンツでは失礼ですから宴会が始まる前にトイレで履き替えるんですよ。
 まあ、若いうちに経験しておけば、はしかみたいなもので、すぐに慣れて大した事ことないけど、Sさん(私のこと)その年で今からと言うのは大変ですね」って。

 この課長が新入社員時代は会社もまだ小さく、当時の部長がよく「うちみたいに営業だけで、人と人との関係だけで食っている会社では、裸踊りでもセンズリでも客の喜ぶことは何でもするんだ、それが営業の必須スキルだ」と言っていたそうです。その部長からは「度胸試し」といわれて、素っ裸で居酒屋の中を一周させられたり、隣で宴会している大学生のサークルの部屋に無理矢理押し込まれ、全裸のまま自己紹介をさせられたそうです。裸踊りもその部長直伝の得意芸だとのことです。

 ○ごうの外商していたときにもお得意さんの接待宴会で裸踊りは何度も見たが、踊るのはそういう事の好きなやつだけで、皆がやめろと言っても自分から脱ぐという事がおおかった。しかし広告代理店業界はそうではないらしい。

 広告代理店の営業に配属された新人は間違いなく裸の芸をさせられるようです。脱いで盛り上げる以上の芸があればいいのですが、なにもないととりあえず、脱ぐのが一番手っ取り早いという話なのです。
 またこういうのが伝統的に行われるので、新人が入社したばかりの初めての接待では、脱いで面白いことをしないとクライアントが納得しなくなります。
 それに得意先の部長クラスにも酒癖の悪い人がいて「接待で新人が挨拶代わりに裸踊りするのは、これがこの業界の伝統でしょ。お宅の新人の熱意と誠意を見せてよ」なんてからまれたら裸踊りで許してもらえればいい方で、へたすりゃ底なしの接待の悲哀という世界へ突入だそうです。

 もちろん、初めて脱ぐ新人にはパンツを下ろすだけでも大変覚悟がいるのですが、何度も接待を受けている得意先にとっては毎度のことで、ただ脱ぐだけでは面白くない。それでこちらも拍手喝采を狙うため毎回いろいろ趣向を考えないといけないそうです。

 チンポをマドラーにしてかき混ぜた酒の一気のみ、割り箸とチンポを差し出しておもちゃにしていじってもらう、ビール瓶を尻の穴に突っ込む、さらにビール浣腸などなど。
 クライアントの前に四つん這いになってお尻の穴を思いっきり開けられた瞬間の恥ずかしさはチンポを見られるのとはまた違った恥ずかしさがあると主任が嬉しそうに話していました。

 また時には新人以外も裸にならなきゃならない場合もあるそうです。
 4月、5月の宴会ではお得意さんの会社に方にも新人が配属になった直後なので、こちらが何人か裸芸を披露すると、得意先の部長が「N君、今日はうちから君が代表して裸でも披露しなさい」などとクライアントの新人に命令して、その新人が裸になることがある。
 そうするとこちら側の脱ぐメンバーのランクもひとつ上がり、若い者だけでは不十分で、入社10年くらい(30歳過ぎ)の先輩までフリチンにならないと、客と商売人というか、接待する側とされる側のバランスが取れないのでうちの部長が主任クラスの先輩にも脱ぐように命令する。
 もっともその部長も、時には裸踊りをせざるを得ないときがある。それはある得意先の会社に、酔うとすぐ裸踊りをするT部長がいるからで、このT部長が「君も一緒に踊れ。フリチンは気持ちいいぞ」とうちの部長を引っぱり出す。2人が裸で踊り出したらもうこちらが全員一緒に裸になって盛り上げるしかなかったそうです。

私は新人と言っても年が年なので、その後まだ脱がさたことはないのですが、たしかに若い3人はすぐに慣れたようで、新人歓迎会であれほど嫌がっていた新人もクライアントとの宴会で2回目に裸になった時にはあまり気にしていなかったみたいでした。


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