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ミーさん作品 特別作品 ■ミーの半生記『第1章 青い性』(その1) | Back | Top | Next | |
【ミーの半生記】 先ず これは小説ではありません、私の歩いてきた半生の出来事を忠実に書き現したものです。 この体験記を投稿する気持ちになったのは、 私の露出趣味によるものですが、事実は小説よりも奇なりの言葉通りの性体験を何かに残したいとの思いが強く迷った挙げ句投稿するに至ったものです。 文中名前や場所は現実に存在するので仮名を使いました。どうかその辺の事情を察してお許し下さい。 |
私を語る上で父、祖父まで語らなくては私という人間を理解出来ないでしょう。 祖父は四国の愛媛県周桑郡小松村の出身です。 只、金がなかったので、当時八幡に製鉄所が出来て働き口が有るとの理由で、村の者とこちらに出て来たんだそうです。 八幡製鉄所で働いている時に石炭ブームが起こり、筑豊の炭田から若松まで搬送された石炭を艀で本船に積み込む荷方作業が注目を浴び、祖父もこれに目を付け製鉄所で溜めた金をすべて注ぎ込み ごんぞう組(石炭荷方をごんぞうと呼んだ)を起こしたそうです、もしブラジルに行ってたら今の私も存在しなかった訳で運命の不思議さを感じます。 M組を起こしたのは祖父と3人の兄弟で祖父は末弟なので旗頭は長男でした、祖父は温厚な性格だったのであまり目立たない存在だったようです、この辺の事情は小説家の日野葦平作の「花と竜」「美しき地図」を読まれた方が良く分かると思います。 「花と竜」は映画でもお馴染みですが現本は脚色なく書かれていて 当時の若松の様子がよく分かります、この中にM組のことも載っています。 因みに日野葦平は「花と竜」の主人公玉井金五郎の子供です、又 玉井金五郎は祖父と一緒にブラジルに行くつもりで一緒に村から出てきた仲間の一人です。 その後利権を巡って勢力争いの大きな喧嘩がありM組の長男が殺されました、その事からM組は若松から撤退しT市に地盤を移して勢力を維持したんだそうです。 私の幼い頃、祖父から昔話しを聴くのが楽しくて あまりに熱中するので母からよく怒られたものです。 祖父の話では 祖父の上の兄と一緒に組を上げて芸者遊びをして大散財していたようで後に没落の原因となったのも この遊び癖の所為だったんです。 当時、国策から一番は東京、2番は若松、3番に大阪と云われるほど国からの金が落ちていたんだそうです。 温厚な祖父てすが、淫蕩で露出癖があったようで、平気で人前で女とセックスしていたんだそうです。 ともかく私の家族が生き抜けたことだけは確かで、青春時代は反発心だけが強い惨めな気持ちと逆に若い同世代の者が知らない事を知っているという優越感とが錯綜して複雑な気持ちでした。 戦争中、私は3歳から6歳まで親元を離れて祖父の故郷の寺に疎開しました。 終戦後食糧難の中、小学校に入学のため戸畑に帰りましたが 配給の食糧が行き渡らない頃だったので両親は大変だったと思う。 私自身は父母と兄や弟と一緒に生活できる喜びで父母の苦労をよそに毎日が楽しくてしょうがありませんでした。 その頃、祖父は隠居生活していて、近くの家に祖母と一緒に住んでいたので、良く遊びに行きましたが、祖母が厳格な人で、私や兄弟が行くと、忙しいと怒られるので怖い記憶だけが残っています。私が10才の時にその祖母が亡くなりました。 |
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