「中津城サウナの男1」
行橋市からJRで30分の所に大分県中津市がある。
福沢諭吉の里、近くでは青の洞門、耶馬渓で有名である。戦国大名の黒田家が福岡に移る前の居城が中津城である。その中津城を中心に、全体が公園になっている。その公園の一角に階建ての小さな会館があり、その横にサウナが隣接してあった。そこが『中津城サウナ』である。
小さいながらも男と女の両方のサウナが備えられていて、直ぐ側に大国川が流れていて環境は素晴らしく良い所でした。ただあまりにも小さなサウナだったので、誰もこんな所にサウナが有るとは思わず発見した人のほとんどが驚くような状況でした。
そこのサウナを知ったのは、小倉の発展映画館「名画座」で遊んだ男から聞いたのです。そのサウナは少人数だが熟年男が来るという情報を知らせてくれました。
土曜日と日曜日に数人集まるという情報を頼りに、土曜日の昼過ぎに出向きました。
サウナは会館の受付で料金を支払う訳です。そこからサウナまで30メートルほどの距離で、サウナ受付などはなく誰もいない無人のサウナ施設で、ロッカーが20ほどしかない。 もともと会館で催しものがある時に利用するだけだったのが一般にも開放されたものです。
ロッカーにバスタオルとタオルが入っていたが、サウナ用のパンツもガウンもない。
少し驚いた。ロッカー室に椅子が3脚あるだけで後は何もない、洗面台に整髪剤とブラシが置いてある。殺風景(良くいえばシンプル)でガランとしている。
普通のサウナのイメージをもって入ったのだが、少し期待外れでがっかりした。
ロッカーで裸になって中に続く扉を開けた。中は10畳位の広さで大小の二つの湯船がある。が、、誰もいない。直ぐ右にサウナ室と表示のあるドアーが見えた、ドアーを開けてサウナ室に入っていった。
2畳ほどの小さく狭いサウナ室の両側に2段式の台がある。
右側の下の台に、男が一人仰向けに寝ていた。
バスタオルを身体の下に敷き、タオルを下腹部にかけている。 顔は少し面長で、年は50歳代かな、小太りの身体で腹が少し出っ張っている。
下腹部にかけているタオルの盛り上がり具合から可成りチンポが大きいと思われた。途端に今まで不満タラタラの感じがいっぺんに吹っ飛んだ、ミーの好みの男でした。
男は私が入ってからも全く動かず、そのままの姿勢でジッとしていた。
本当に眠っているのかとそっと男の顔に近づき様子を伺った。
どうも眠っている様子ではない。私を無視しているのか?、それだあれば、ノンケということになる。暫く様子を伺いながらタオルの盛り上がりに顔を近づけた。
フーと息を吹きかけてみる。
すると、僅かに盛り上がりが反応して小さくピクッと動いた。
今度は、そっと舌で盛り上がりの先端を舐めてみた。
ビクッ!と明らかに動いた。
それでも男はそのままの姿勢で動こうとはしない。
だが、私には、もう確信があった。
男は私の次の行動を待っていると考えたのです。
心臓がドキドキと早鐘のように高鳴るのを意識しながら、タオルの上から男の強ばりをゆっくりと含んでいった。
口の中でビクビクと強ばりが反応する。
タオルが唾液で濡れて、強ばりに張り付き、男の大きさを実感できた。
太い。
ついに私の頭の中でなにが白く弾けた。
いったん強ばりを口から出してタオルを右手で外しかけた。
それまで私の動きにもジッとしていた男がタオルを押さえてようとする。
何故だ! 何故ここで抵抗するんだ!
そう思いながらも無理にタオルを取ろうとした。
少しの間小競り合いがあった後、タオルの端から男の雁首が覗いた。 真っ赤に膨れ上がってエラの張った見事な亀頭が見えた。 瞬間、素早く口に含んだ。
男が「ウッウ」と低く呻いた。なおもしつこく抵抗しようとする。
男を含んだまま激しくストロークした。
はっきりと「ウーム」と男は呻き身悶えた。
それまで抵抗していた男の力がピタと止んだ。
それを機に一気にタオルを取り去った。
男の全貌が露わになった。
黒々とした陰毛、ダラリと伸びた金玉、それにもまして隆々とそそり立つ男の分身。 …太くて長い… 見事なまでに浮き出た血管が松の根のように巻き付いていた。
瞬間、わけの分からない声を上げて、私は口中深く吸い込んでいた。
もっと奥へ、もっともっと奥へ。
涙を出し嘔吐感と戦いながらも、奥へ奥へと飲み込んでいった。
男の陰毛がジャリジャリと唇に触れる。
これ以上飲み込めなくなったところで男が再び、「ウーン ウウーン」と呻く。
さらに「アアー、気持ちエー」と大きくハッキリとよがった。
夢中で吸い込み続けていたが、ここで初めて冷静に返り、ズルズルと雁首まで戻した。
そのまま本格的な尺八技に入った。
ソフトにハードに、又は、バキュームのように吸い込みながら亀頭を舌でなぞり、唇で強く茎を締め付ける。 私が知り得た全ての技を駆使して責め続ける。
男は絶え間なく耐え難いように唸り、啜り泣く。
30分もしただろうか。
ついに男が身体をブルブルと震えだした。
身体をグーンと仰け反らせ、
「アッァァァ」とせっぱ詰まった声を出した。
はっと我に返った私が咄嗟に口からチンポを離した。
そして、右手でチンポの根本を強く握り、親指の腹で尿道を強く圧迫した。
男のチンポがビクビクとビクつく。
「ウッウッウー」
男が呻く射精直前の状態を呈していた。
だが射精しなかった。
危なかった……。
男の射精感が薄らぐのを待って、男に耳打ちした。
「待って、アナルに入れてあげるからね」
そう云って私はロッカー室に駆け込み戻った。
もどかしくロッカーを開けてバッグの中に入れていた潤滑油を取り出し、急いでサウナ室に戻った。
男は仰向けのまま大きく腹を波うたせ、ハーハーと荒い息を吐いていた。
素早く男のチンポと私のアナルに潤滑油を塗り込み、男に上から覆い被さった。 男の両脇に膝を付け、右手で男のチンポを握って菊門にあてがった。
そのまま、静かにユックリと腰を沈ませる。
菊門を押し広げながら少しづつ入ってくる。 鋭い痛みが襲ってくる。 それを我慢してさらに腰を沈ませる。
ズブズブ……と。
中ほどまで入った所で一旦抜き出した。再び、菊門に雁首を押し当てる。
今度は一気に深々と腰を沈ませた。 もう痛まない。
男の全てが収まった。
男の弾力ある腹に身体を預けた。
クッションのように身体が揺れて気持ちがいい。
そのままユックリと前後に腰を揺すり続ける。
男は再び淫靡な声を上げはじめていた。
アナルの中で、時々ビクつく強ばりが、敏感に感じられた。
私に何ともいえない感覚が襲ってくる。
…あっ気持ちがいい
…
やがて、痺れるような快感が全身を襲った。堪らず、呻きが口をついて出る。
男の呻きと私の呻きが重なり、狭い部屋に木霊のように切れ目無く続いた。
サウナの温度と男からうねりのように押し込まれてくる快感に、頭が痺れてボーとなった。
いけない!このままでは気が遠くなる。
そう感じはじめた時に、突然、男が激しく咆哮しはじめた。
男の身体が震えている。
痺れて感覚の薄れかかっているアナルの中で、強ばりがドクッドクッと動くのが感じられた。
あっ! 男が射精している。
そう感じて男の唇に私の唇を激しく重ねていった。
舌と舌を絡ませながら、激しく燃える自分を感じた。
そうしたまま、萎えた男の強ばりが自然にアナルから出るまで重なりあっていた。
その男とは これをキッカケに何度となくサウナの中で遊びました。
中津城公園の全面改築の折りに会館とサウナが解体されて、残念ながら、男とは連絡が取れないまま今日に至っています。
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