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月光浴
作:企てる造 作品43 月光浴 投稿日:2003/09/17(Wed) 16:52 Back Top Next

月光浴


月の灯りは艶めかしい男の姿態を蒼白く照らし、ぼんやりと紗がかかったように発光して見えた。                  
私は身体の芯から湧き出るような胸の鼓動の高鳴りと、わななくような震えと共に、足をそっと忍び寄せていた。


男は河原のすすきが生えた草むらで裸のままで仰向けになり、そそり立つ陰茎に手を添えていた。
見たところ30半ばの、男の魅力をこれから得るであろう締まった細めの身体。顔付きも端整で目が澄んで、ほのかな色気が漂う、しかし女性的ではなく綺麗な男だった。
私より、ずっと小柄だが、見た目も滑らかな色艶の良い肌をさらけ出し、ゆっくりと身体のうねりと手の動きが夜の秋風と囁きながら、堪能しているようだ。


男は私の姿に気が付いたが慌てる様子もなく、四つん這いになり肩を低く落とし尻を高く、足を広げ陰茎を尻の方に向け扱き始めた。
淫ら、極まりないスタイルで私を誘っている。
無駄な体毛も日焼けの後もなく、うっすらと、肌に真珠のパウダーでも降りかけたような蒼白い煌きに私は生唾を飲んだ。


私は足元に膝を付き、腰の括れに手を添えて男の菊座に舌を這わせた。
どこかで嗅いだような花の香りがした。
甘く、ほのかな香り。何処でだろうか、思い出せない。
男の身体は、すすきの葉の香りと共に芳香を放ち、私をより大胆に狂わせて行くようだ。


身体中を愛撫すると、男の身体に先程より煌くものが滲み出ているような気がした。それは、さらさらとしてはいるが、触るとネットリと、蜜のように溶け出す。
男は性的な興奮と共に身体中の皮膚から独特の体液を放出しているのだった。特異な体質なのだろうか。
汗のような透明の玉が皮膚から溢れ出ている。
菊座の味は甘くほのかな芳香を帯びた、彼の体液だった。


私は、背後から舌を菊座に這わせながら、服を脱ぎ、下着を剥いだ。
男の背中に私の毛深く、厚い胸と腹、陰茎がのしかかる。
男は、腰を低く落としたと思うと、仰向けになり、私の顔を両手で抱え込み、口元を預ける。舌をねじ込むように差し込み、男の舌先を絡ませ吸う。
甘くほのかな芳香の唾液の味が口中に充満した。

長く濃厚なディープキッスから、男の耳に舌を這わせ、くすぐる。
仰け反るように、身体をくねらせながらも私の背中に手を添える。
しなやかな首筋は、染み一つなく私の愛撫に身を授けていた。
白い乳首を舌先で転がすと、男の口はだらしなく半開きになり、涎を垂らし始めた。
よほど、感じるのだろうか、強く、吸い上げると目を細め、嬉しそうな顔を見せた。
私は男が口の端から垂らす涎をすくい舐めた。
やはり、甘くほのかな芳香を帯びていた。


私は密着した身体を離し、男の胸元に馬乗りになり、怒り狂った己の陰茎を突き出した。
男は、両手を添えて、陰茎を手中に携えながらゆっくりと、雄々しい陰茎を飲み込んだ。
舌先が雁首を弄りなぞる。陰茎の根元まで丹念に舐め上げると口から引き出し、体毛が密集した胸から股間、すね毛に指で辿るように触れたかと思うと私の陰茎に頬擦りし、鈴口から滲み出た先走りを舌で舐め摂る(取る)。


男の足を肩に乗せ、身体を折り曲げ菊座に亀頭を押し当てる。
男の体液が菊座からも滲み出てるようだ。
男の体液は潤滑剤の役割を活かし、私の陰茎をうまく飲み込んだ。


滑らかな菊座の膣は甘いほのかな芳香の潤滑剤で包まれて、私の腰の動きを軽やかにさせる。
膣の弾力も良く、陰茎を抜き出す度に聞こえる卑猥な音。     
月の灯りが私と男の絡まる身体を照らし、映しだしていた。

男は、私に身を任せよがり泣く。
ひたすら、腰を打ちつけていたが動きを止め、腰を廻すとたまらないというような顔をのぞかせ、自らも腰を動かし菊座を締め付けてくる。
一気に、腰の動きを早め、男を責める私は、月夜の灯りの下で野獣と化していた。


男は私の陰茎に突かれ、いつしか腹の上に透明な大量な体液を鈴口から放出していた。
私は、菊座の中で、ほとばしる男の精をくまなくぶちまけていた。
男の出した体液はやはり、甘くほのかな芳香をおびながら、垂れ流していた。
口を寄せて、男が出した体液をすくい舐めると、少し、苦い清涼感のある味だが、香りは甘く不思議な気がした。
菊座から抜き出した陰茎を男は口中に含み、扱きながら私の精液を搾り出した。



いつしか眠気におそわれ、私は月灯りの中で目が覚めた。
すすきに囲まれた草むらで、私は裸のままだった。
あの、男の姿も見えぬまま、夢でも見たのかと。
しかし、一人出河原に来て、自らを慰めようと思って来たことが、ここでで寝てしまったとは。


私は脱ぎ捨てた服を着ようとしたとき、すすきの葉の間から白い花の月下香が開いていた。花を寄せ、香りを嗅ぐと夢で見たあの男の体液の香りと一緒だった。




月下香 学術名(チューべローズ) 龍舌蘭科の球根植物

夕方から、夜にかけて芳香を強く放す。俗に夜来人、イエライシャンとも言う。



[696へのレス] 無題 投稿者:夏目 投稿日:9/19-11:13
さすがのてる造様、、あちゃでござる。引用される言葉や形容など、はい登場、はいやって、パコスコの夏目の話とは雲泥の差、私くし夏目も香り立つ作品をてる造様の作品を吟味しチャレンジ、香ってもこない、悪臭の元でチョン。(;>_<;)なさけな〜〜い
[696へのレス]
無題 投稿者:Angel pakuri 投稿日:9/20-16:08
エロ親父(歩く性器のてる造おじさん)ってば、こういう作品を書くことも出来るからなぁ、侮れないよなぁ。


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作:企てる造 作品43 月光浴 投稿日:2003/09/17(Wed) 16:52 Back Top Next
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