『採用試験を行います。試験官募集中。』 理事長はキーボードを打ち、HPを更新した。 すべての始まりはここからだった。それは研修後にわかったことだが・・・。
話は戻り、今年の2月。春間近の暖かい気候。晴天。 県内の私立校教員同士のテニス大会。 仕事ではなく、テニス好きが集まる娯楽の大会。
私も今の学校に来て、早7年。 教頭に勧められて始めたテニス。
最初はバテバテでゲームにもならなかったが、今では結構やるもんだと自分でも思っている。
そして、せっかくだからと、この大会にも誘われた。
この大会は、ダブルスのみ。その日に抽選で自分の相手が決まる。 私のペアは『尾根』の名が。とても緊張した。 『尾根』はこの大会のために、毎回自分の学校を提供している理事長だ。
『村山君。今日はよろしく。』
尾根が微笑んだ。 私はこの男、いや理事長を気にかけていた。何回か前の大会からずっと。
60過ぎのロマンスグレーで、眼鏡に口ひげ。三國連太郎に似た尾根のことを。
緊張の中、大会も進み、私たちはベスト4まで行ったがそこで終了。 『汗もかいたことですし、シャワーでも浴びますか。』
滅多にないこのチャンスを逃さなかった。
私はひとつ返事で了承した。
『随分込んでいますねー。私の部屋の隣にもありますから、そこで浴びましょう。』 私は理事長と2人きりのシャワー室を思うと、もう興奮状態だった。
脱衣所に入ると、尾根はするすると脱ぎ始めた・・・。
ん・? 脱ぎ始めたのは短パン。そしてトランクスを脱ぎ、下半身をあらわにした。
驚いてしまった。
普通はシャツから脱ぐと思っていたから・・。
いきなり現れた黒く張りのある太い男根。
私は凝視し、勃起もした。 先に理事長はシャワー室に入りカーテンを閉めた。 勃起を見られてはまずいと、このタイミングで理事長の隣のシャワー室に入った。
が、シャワーを浴び始めてすぐにカーテンが開く音がした。 そして私は後ろから抱きしめられ、右手で乳首を、左手でものを握られた。
「・・・・」
声が出ないでいると、 『村山君、いい体だね。ほらここも、もうこんなになって。』 左手の動きが、なんともいえないくらいうまかった。 『ほら私もこんなに溢れているよ・・・』 後ろから抱きしめている理事長の、あの男根が私の尻にあたる・・・。
『私を見て感じていたね、君は。いいんだよ想像していたことをしてあげましょう。』 私のものは理事長の口の中へ。
口で亀頭を包み、舌で雁首をなめられ、卑猥な音が響く。
あまりのテクニックに私はすぐ果てた。
そして発射の余韻に浸っている私に、理事長の男根が入ってきた。 あまりに太い男根が私をいじめた。いや、痛さから快感になり、声を上げ私はまた果てた。 もう心も体もこの男を愛している。自分で確信した。
放心状態の私を抱きしめ、耳元で囁かれた。 『私の学校へ来なさい。私は君のものだからね。』
そして時が過ぎ、3月。
『採用試験を行います。試験官募集中。』 名前:村山 健太郎 年齢:45歳 詳細:170・95 独身 柔道経験あり 感度良好 短太 試験官希望者は、希望のシチュエーションを記入の上、メールのこと。
尾根はHPを更新した。 これは、尾根が管理するこの学校の秘密サイト。 尾根と一度は関係を持ったものが集まる場所。 これがすべての始まりだった。
私はこの後、研修期間と称し、試験官たちの採用試験を受けることになる。 もちろん私は尾根を愛し信じていたから、裏の顔も知らずに・・・。
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